幼児のお漏らしは何歳まで?昼に漏らす原因と家・園でできる対策

リビングでブロック遊びに夢中な男の子が、足をもじもじさせてトイレを我慢している場面

幼児のお漏らし
昼間に漏らしちゃう…

公開日 書いた人:ヒロ

まゆママ
毎日のようにパンツを洗っていて、もうクタクタ…。どうしたら漏らさなくなるの?

どうも、ヒロです。

おむつが外れたはずなのに、昼間のお漏らしで着替えの袋を持って帰る日が続くと、洗濯のたびに気が重くなりますよね。

でも、昼のお漏らしは叱らずに、トイレに誘うタイミングを決めれば減っていくものなんです。

5歳になっても昼に漏らす子は珍しくなく、多くは遊びに夢中でトイレを忘れているだけなんですね。

この記事では、昼のお漏らしが何歳まで続くのかと原因・家や園でできる工夫・小児科に相談する目安を紹介します。

お漏らしのあとに機嫌が悪くなる長男への、わが家の声のかけ方も交えているので、読んでみてくださいね。

幼児のお漏らしは、何歳まで続く?

年中や年長になっても漏らしていると、このまま小学校に上がれるのか心配になりますよね。

子どもも、漏らしてしまったあとは気持ちが落ち込んで、機嫌が悪くなることがあるんです。

なので、年齢ごとの目安を知っておくと、親も落ち着いて「大丈夫だよ」と声をかけられますよ。

【1】5歳ごろまでに減る子が多いけれど、年長で続く子もいる

トイレトレーニングは3〜5歳ごろまでに終わることが多いです。

昼のお漏らしも5歳ごろまでになくなっていく子が多いですが、年長になっても漏らす子はいます。

年中や年長でも、パンツが少し濡れるくらいなら、焦らずに見守れば大丈夫ですよ。

ここがポイント
昼のお漏らしは5歳ごろまでに減る子が多いですが、年長で続く子もいます。少し濡れるくらいなら、焦らず見守って大丈夫ですよ。

【2】年長で着替えが要るほど漏れる日が続くなら、入学前に相談する

年長になってもズボンまで着替えが要るほど漏れる日が、週に何度もあるなら、小学校に入る前に小児科で相談しておくと安心です。

小児科では、どんなときに漏れるかを聞いて、体に原因がないかを調べてもらえます。

入学前に相談しておくと、入学までの時間を使って、親子で落ち着いて取り組めるんですね。

ここがポイント
年長で着替えが要るほど漏れる日が週に何度もあるなら、入学前に一度、小児科で相談しておきましょう。

なお、寝ている間のおねしょは昼とは原因が違うので、幼児のおねしょが何歳まで続くかと、寝る前にできる対策の記事にまとめています。

昼も夜も漏れる日が続くときは、小児科で相談してくださいね。

ここからは、昼のお漏らしの原因を見ていきますね。

幼児がお漏らしするのは、なぜ?

昼のお漏らしの主な原因(遊びに夢中・おしっこを我慢・便秘・暮らしの変化)

※出典:日本小児腎臓病学会「尿漏れ(尿失禁)」

さっきまで普通に遊んでいたのに、気づいたらズボンが濡れていると、どうして?と思いますよね。

子どもは遊びが楽しいと、トイレより遊びを続けたい気持ちになってしまうんです。

なので、原因を知って「わざとじゃない」と分かってあげると、親も気持ちが楽になりますよ。

【1】遊びに夢中で、トイレに行くのを忘れてしまう

リビングでブロック遊びに夢中な男の子が、足をもじもじさせている場面

昼のお漏らしで多いのは、遊びに夢中になって、トイレに行きそびれてしまうことです。

テレビやゲームの途中で漏らしてしまうのも、同じ理由なんですね。

ここがポイント
遊びに夢中で漏らすのは、トイレに行くのを忘れてしまうからです。

【2】おしっこを我慢するくせがついている

トイレに行くこと自体が苦手で、おしっこを我慢するくせがついている子もいます。

足を交差させたり、しゃがみ込んだりするモジモジは、おしっこを我慢しているサインなんです。

我慢が続くと、ぎりぎりになってトイレまで間に合わなくなってしまいます。

ここがポイント
モジモジしていたら、おしっこを我慢しているサインです。

【3】便秘があると、お漏らししやすくなる

意外ですが、便秘もお漏らしの原因の1つです。

便秘で便がたまっていると、おしっこをためたり出したりする働きにも、よくない影響が出てしまうんですね。

うんちが硬い・何日も出ないことがあるなら、便秘を疑ってみてくださいね。

ここがポイント
お漏らしが続くときは、うんちが毎日出ているかも見てあげましょう。

【4】入園や下の子の誕生など、暮らしが変わったとき

進級や入園、下の子が生まれたときなどは、暮らしが変わったあとにお漏らしが増えることもあります。

気持ちが不安定なときの一時的なものなら、気持ちが落ち着くと減っていきますよ。

ここがポイント
暮らしが変わったあとのお漏らしは、一時的なことも多いので、焦らず見守りましょう。

原因が分かったら、家でできることを見ていきますね。

お漏らしを減らすために、家でできることは?

「トイレは?」と言っても、「出ない」で終わってしまうこと、ありますよね。

子どもは、遊びを止めてトイレに行くのを嫌がることも多いんです。

なので、トイレに行くタイミングを、毎日の流れの中に決めてあげると、子どもも嫌がらずに行けるようになりますよ。

【1】「出かける前」「遊ぶ前」など、毎日することと結びつけて誘う

トイレに誘うタイミング(朝起きたとき・出かける前・遊び始める前・ごはんの後)

※出典:日本夜尿症学会「夜尿症診療ガイドライン2021」

トイレは、「朝起きたら」「出かける前」など、毎日することと結びつけて誘うのがおすすめです。

園がある日は、「園から帰ったら」「夕ごはんの前」も誘うタイミングになります。

おしっこは1日6〜7回が目安なので、長く遊ぶ日は、途中の区切りのいい所でも一度誘ってみてくださいね。

漏れそうになる前の、まだ余裕があるうちに誘うと、子どもも慌てずに済みますよ。

ここがポイント
トイレは、出かける前や遊ぶ前など、毎日することと結びつけて誘いましょう。

【2】「公園の前にトイレ行こうか」と、次の楽しいことと一緒に誘う

公園に出かける前、玄関で父親がしゃがんで、男の子にトイレへ行くよう声をかけている場面

「トイレは?」と聞くより、「公園に行く前にトイレ行こうか」と、次の楽しいことと一緒に誘うのがおすすめです。

楽しいことが待っていると分かると、子どもも「早く行って、早く遊ぼう」という気持ちになれるんですね。

それでも「出ない」と言われたら、「座るだけでいいよ」と誘ってみるのがおすすめです。

座ってみると出ることもありますし、嫌がる日は無理に連れて行かず、次の区切りでまた誘えば大丈夫ですよ。

ここがポイント
「トイレは?」より、「公園の前にトイレ行こうか」と次の楽しいことと一緒に誘いましょう。

【3】座ってするときは、足が床につくように踏み台を置く

座っておしっこやうんちをするとき、足が床から浮いていると、出しきりにくいんです。

足の裏が床につくように踏み台を置いてあげると、ゆったり座って出しきれますよ。

ここがポイント
座ってするときは、足が床につくように踏み台を置いてあげましょう。

【4】便秘のときは、ごはんの後にトイレに座ってみる

便秘があるときは、ごはんの後にトイレに5分ほど座るのがおすすめです。

5分じっとしていられない子は、絵本を1冊持って一緒に座るくらいでも大丈夫ですよ。

野菜などの食物繊維と水分を十分に取ると、便も出やすくなります。

ここがポイント
便秘のときは、ごはんの後に少しトイレに座るのを習慣にしましょう。

次は、お漏らししてしまったときの接し方です。

お漏らししたとき、叱ってもいい?

着替えさせたばかりなのに、また漏らしていると、つい「なんで言わないの!」と言ってしまいますよね。

でも、子どもは叱られると、恥ずかしい気持ちで「トイレ」と言えなくなってしまうこともあるんです。

なので、叱らずに「着替えようね」と短く声をかけてあげると、子どもも次から言いやすくなりますよ。

【1】「漏れちゃったね、着替えようね」と、人のいない所で着替える

洗面所で、母親がしゃがんで、うつむく男の子の頭をなでながら笑顔で声をかけている場面

着替えは、人の目がない所で、さっと済ませてあげてくださいね。

「漏れちゃったね、着替えようね」と短く言うだけで、子どもは「怒られなかった」とほっとできるんです。

着替えたあとに「次は遊ぶ前に行こうね」と伝えておくと、次にどうすればいいかも分かりますよ。

ここがポイント
お漏らししたら、「着替えようね」とだけ言って、人のいない所で着替えさせましょう。

【2】わざとに見えても、子どもは困っている

「漏れちゃった~」とけろっとしていると、わざとかな?と思ってしまうこともありますよね。

でも、困った行動をしているとき、子ども自身も困っていることがあるんです。

けろっとして見えても、どうすれば漏らさずにいられるのか、まだ分からないこともありますよね。

ここがポイント
わざとに見えても、子どもも困っています。叱るより、誘うタイミングを見直しましょう。

【3】機嫌が悪くて着替えないときは、「どっちが嫌?」と聞いてみる

わが家の長男も年長のころ、お漏らしをしたあとに機嫌が悪くなって、なかなか着替えませんでした。

「漏らしても大丈夫だよ」と言っても、そのときは効きませんでした。

そこで「漏らしたのと、グジグジしてるのはどっちが嫌?」と聞いてみたら、「グジグジ」と答えたんです。

「じゃあ、グジグジはやめて着替えよう」と言うと、「うん」と着替えてくれました。

ここがポイント
機嫌が悪くて着替えないときは、「どっちが嫌?」と、子どもに選ばせてみましょう。

【4】つい怒ってしまった日も、次のトイレで取り返せる

何度も続くと、つい怒ってしまう日もありますよね。

そんな日も、自分を責めなくて大丈夫です。

次にトイレに行けたときに「行けたね」と声をかければ、子どもは「ちゃんと見てもらえている」と安心できますよ。

ここがポイント
怒ってしまった日も大丈夫。次にトイレに行けたときに「行けたね」と声をかけましょう。

家でのやり方が決まったら、保育園や幼稚園の先生にも伝えてみましょう。

保育園や幼稚園でお漏らしするときは、どうすればいい?

保育園のお迎えで、母親が担任の先生と笑顔で話し、男の子がリュックを背負って待っている場面

お迎えのたびに着替えの袋を渡されると、園に迷惑をかけていないか気になりますよね。

ほかの子の前で漏らしてしまうのは、子どもにとってもとても恥ずかしいものなんです。

なので、先生に「漏れる前に誘ってほしい」と頼んでおくと、子どもも園で安心して過ごせますよ。

【1】園によって、お漏らしへの対応は違う

お漏らしへの対応は、保育園や幼稚園によって違います。

わが家の保育園は協力的で、トイレの練習のころから、漏らしても大丈夫と言ってくれる園でした。

まずは先生に「園ではどんなときに漏れることが多いですか」と、今の様子を聞いてみると、先生と一緒に誘う場面を決められます。

ここがポイント
まずは先生に、園でどんなときに漏れるかを聞いてみましょう。

【2】先生には「遊ぶ前に誘ってほしい」と具体的に頼む

先生に頼むときは、「外遊びの前に、トイレに誘ってもらえますか」と、場面を決めてお願いするのがおすすめです。

場面がはっきりしていると、先生も誘いやすく、子どもも家と同じ流れで行けるようになるんですね。

先生が忙しそうで頼みにくいときは、連絡帳に家での誘い方を書いておくだけでも大丈夫ですよ。

ここがポイント
先生には、「遊ぶ前にトイレに誘ってほしい」と、場面を決めて頼みましょう。

【3】着替えは多めに持たせて、人に見られない所でとお願いする

着替えは園の決まりより1組多めに持たせておくと、子どもも先生も安心です。

着替えるときはほかの子に見られない所でとお願いしておくと、子どもが恥ずかしい思いをせずに済みますよ。

ここがポイント
着替えは多めに持たせて、ほかの子に見られない所で着替えさせてほしいと頼んでおきましょう。

最後に、年齢に関係なく相談した方がいいサインも知っておきましょう。

病院に行った方がいいのは、どんなとき?

小児科に相談したいとき(いつも濡れている・トイレがとても近い・おしっこで痛がる・便秘が続く)

※出典:日本小児腎臓病学会「夜尿と昼間尿失禁」

誘い方を変えても続くと、体に何かあるのかなと気になりますよね。

昼のお漏らしの多くは、誘うタイミングを決めるだけで減っていくものです。

ただ、長く続くと、子どもの気持ちの負担も大きくなってしまうんです。

次のような様子があるときは、年齢に関係なく小児科で相談してみてくださいね。相談するだけでも、親の気持ちがぐっと楽になりますよ。

【1】いつも少しずつ濡れていて、乾いている時間がないとき

パンツが乾いている時間があるのか、いつも濡れているのかを見ておくと、相談のときに役立ちます。

いつも少しずつ濡れていて乾いている時間がないときは、小児科で相談してくださいね。

ここがポイント
乾いている時間がなく、いつも濡れているなら、小児科で相談しましょう。

【2】トイレがとても近い・おしっこで痛がるとき

トイレの間隔がとても短い・おしっこのときに痛がる・おしっこの勢いが弱いときは、一度小児科で相談しましょう。

多くは心配いりませんが、念のため体も診てもらうと安心ですよ。

ここがポイント
トイレがとても近い・おしっこのときに痛がるときは、小児科で相談しましょう。

【3】便秘が続いているとき

うんちが何日も出ない・硬くて痛がる日が続くときも、お漏らしと一緒に小児科で相談できます。

便秘がよくなると、おしっこの漏れも減っていくことがありますよ。

ここがポイント
便秘が続くときは、お漏らしと一緒に小児科で相談しましょう。

まとめ

この記事のおさらい
  • 昼のお漏らしは5歳ごろまでに減る子が多いが、年長で続く子もいる。少し濡れるくらいなら見守っていい
  • 年長で着替えが要るほど漏れる日が週に何度もあるなら、入学前に小児科で相談する
  • 原因は、遊びに夢中・おしっこの我慢・便秘・暮らしの変化が多い
  • 出かける前や遊ぶ前など、毎日することと結びつけてトイレに誘う
  • 「公園の前にトイレ行こうか」と、次の楽しいことと一緒に誘う。「出ない」なら次の区切りでまた誘う
  • お漏らししたら、叱らずに「着替えようね」とだけ言って、人のいない所で着替えさせる
  • 機嫌が悪くて着替えないときは、「どっちが嫌?」と子どもに選ばせる
  • 怒ってしまった日も、次にトイレに行けたときに「行けたね」と声をかければいい
  • 園の先生には「遊ぶ前にトイレに誘ってほしい」と、場面を決めて頼む
  • いつも濡れている・トイレがとても近い・痛がる・便秘が続くときは、年齢に関係なく小児科へ

まずは明日、「出かける前にトイレ行こうか」と、次の楽しいことと一緒に誘ってみてくださいね。

年長で着替えが要る日が多いなら、入学前に小児科で一度相談しておくと安心です。

親が誘う場面が毎日同じになると、子どもも「出かける前はトイレ」と覚えて、だんだん自分から行けるようになっていきますよ。

情報元

  1. 日本小児腎臓病学会「尿漏れ(尿失禁)」
  2. 日本小児腎臓病学会「夜尿と昼間尿失禁」
  3. 日本夜尿症学会「夜尿症診療ガイドライン2021」
  4. こども家庭庁「体罰等によらない子育てのために」