子どもの足音対策|下の階から苦情が来たときの対応と防音マットの効果

マンションのリビングで、ソファから飛び降りる男の子と、床を見て心配そうな母親

子どもの足音対策
下の階に響いてない?

更新日 公開日 書いた人:ヒロ

まゆママ
下の階から、子どもの足音の苦情が来ちゃった…。何から対策すればいいの?

どうも、ヒロです。

管理会社から足音の苦情の電話が来ると、頭が真っ白になりますよね。

でも、苦情を言われた後でも、マットの敷き方と走っていい場所・時間を見直して「気を付けています」と伝えれば落ち着いていくことが多いんです。

足音は床を揺らして伝わるので消すことはできませんが、小さくする工夫と気づかいが伝わると、下の人も受け止めてくれやすくなるんですね。

この記事では、苦情が来たときの対応と、防音マットの効果や走る子への伝え方を紹介します。

今日の返事からこれからの毎日まで、下の人とこじれない足音対策が分かるので、読んでみてくださいね。

子どもの足音対策は、何から始めればいい?

何から手を付ければいいか、迷ってしまいますよね。

子どもは自分の足音が下の階に響いているとは思っていないので、走るのを止めるより、響きにくい場所と時間を親が用意してあげる方がうまくいきます。

まずはマット・場所と時間・伝え方の3つを整えると、子どもも決まった場所で思いきり遊べて、親も注意する回数が減りますよ。

【1】走る・跳ぶ通り道にマットを敷く

リビングの床に厚めのジョイントマットを敷き詰めていく母親と、それを手伝う男の子

子どもが走ったりジャンプしたりする場所にマットを敷くと、下の階への足音を和らげられます。

マットは、転んだときのけがを減らすのにも役に立つんです。

ソファから飛び降りる所や、廊下からリビングへ走る通り道など、子どもがよく走る所をすき間なく覆うのがポイントです。

ここがポイント
まずは、子どもが走る・跳ぶ通り道に、マットをすき間なく敷き詰めましょう。

【2】走っていい場所と時間を決める

下の人が困るのは、朝早くや夜遅くの足音であることが多いです。

とくに夜9時から朝7時までは、家の中で走らない時間にしてあげてくださいね。

夕方から寝るまでの時間も、下の人が家でくつろいでいる時間なので、走るのはマットの上だけにしておくと安心です。

保育園や幼稚園から帰った夕方は「走るのはマットの上だけ」と決めておくと、子どもも思いきり体を動かせて音も響きにくくなります。

ここがポイント
走っていいのは「マットの上だけ」と決めて、夜9時から朝7時は走らない時間にしましょう。

【3】「気を付けています」と伝える

挨拶や少しの交流がある人どうしほど、相手の生活音が気になりにくいものです。

まだ何も言われていないなら、「子どもがいて、うるさかったらごめんなさい」と先に一言伝えておくと安心ですね。

ここがポイント
言われる前なら挨拶で、言われた後なら管理会社を通して、気を付けていることを伝えましょう。

それでは、苦情を言われたその日にすることを見ていきますね。

下の階から苦情を言われたら、どうすればいい?

苦情を言われると、ドキッとして落ち込みますよね。

子どもは、注意された理由がまだよく分からなくて、怒られた気持ちだけが残ってしまうこともあるんです。

なので、子どもを責めるより先に、親が管理会社に返事をして、できる対策を伝えるのが一番です。

【1】今日のうちに、管理会社に「対策します」と返事する

ダイニングで母親がスマホで管理会社に返事をし、足元のマットの上で男の子が積み木で遊んでいる場面
まゆママ
管理会社から電話が来て、頭が真っ白になった…。
フク
びっくりしますよね。でも、すぐに返事をするだけで、下の人の受け止め方は変わるんです。

苦情の連絡が来たら、その日のうちに管理会社に「気づかずにご迷惑をおかけしました」と返事をするのがおすすめです。

そのうえで、「マットを敷きます」「夜は走らないようにします」と、これからすることを具体的に伝えるといいですよ。

もうマットを敷いているなら、「走る通り道とソファの下にも敷き足します」のように、見直すことを伝えてくださいね。

ここがポイント
苦情の連絡が来たら、今日のうちに管理会社に「気づかずにご迷惑をおかけしました」と返事をして、これからする対策を伝えましょう。

【2】下の人に直接謝りに行くかは、管理会社に聞いてから

マンションのエントランスで、母親が管理人に頭を下げて相談している場面

直接謝りに行った方がいいのか、迷いますよね。

音のことは、直接やり取りするより、管理会社や大家さんに間に入ってもらう方が落ち着いて話せます。

こちらは丁寧に伝えたつもりでも、相手には強い言い方に受け取られることがあるからなんです。

なので、謝りに行く前に、管理会社に「直接伺った方がいいですか?」と聞いてみてくださいね。

ここがポイント
下の人に直接謝りに行くかは、先に管理会社に聞いてから決めましょう。

【3】納得がいかないときも、管理会社を通して話す

こっちは気を付けているのに、と納得がいかない気持ちになることもありますよね。

生活の音は、まず当事者どうしや管理会社と話し合って解決していくものです。

それでも話がつかないときは、住んでいる市区町村の相談窓口に相談できます。

ここがポイント
納得がいかないときも、一人で抱えずに、管理会社や市区町村の相談窓口に相談しましょう。

苦情を言われると、今のマットで足りているのかも気になりますよね。

防音マットは、子どもの足音に効く?

マットを敷いていても、本当に効いているのか不安になりますよね。

子どもが跳びたい気持ちはそのままにして、床の方で音を和らげてあげるのがマットの役目なんです。

なので、マットは音を消すものではなく、足音を和らげる道具と考えてみてくださいね。

【1】子どもの足音は、床を揺らして伝わる「重たい音」

床に伝わる2つの音(子どもの足音は重たい音・物の音は軽い音)

※出典:国土交通省「音と向き合うためのハンドブック」

集合住宅の床の音には、足音のような「重たい音」と、おもちゃが落ちる音のような「軽い音」があります。

子どもが走る音は、床や壁・天井を揺らして、つながっているほかの部屋へ伝わります。

だから、マットを敷いても、下の階にまったく聞こえなくなるわけではないんですね。

ここがポイント
子どもの足音は、床を揺らして伝わる「重たい音」です。マットは音を消すのではなく、和らげるものと知っておきましょう。

【2】敷いていても苦情が来たら、敷き方を見直す

足音がどれだけ小さくなったかは、家の中にいても分かりにくいですよね。

なので、管理会社から何も言われなくなったら、気を付けていることが伝わっていると考えて大丈夫です。

気になるときは、管理会社に「その後どうですか?」と聞いてみてもいいですね。

敷いていても苦情が来たなら、通り道にすき間がないか、ソファから飛び降りる所にも敷けているかを見直してみましょう。

買い足すなら、パッケージに防音の等級(「ΔLL」などの表示)が書いてある商品を選ぶと安心です。

ここがポイント
マットを敷いていても苦情が来たら、すき間と敷いていない所がないか見直しましょう。

マットを敷いても、走るのをやめない子もいますよね。

走る子に、どう伝えればいい?

何度言っても走るので、つい大きな声が出てしまいますよね。

子どもは「静かに」と言われても、どう動けばいいのか分からない気持ちになることがあるんです。

なので、してほしい動きを具体的に伝えて、体を動かせる時間を作ると、家の中で走ることが減っていきますよ。

【1】「静かに」より「ここでは歩いてね」と伝える

廊下で、母親がしゃがんで男の子に話しかけ、男の子がつま先でそっと歩いている場面

子どもに伝えるときは、「走らないで」より「ここでは歩いてね」と、してほしいことを具体的に言うと伝わりやすくなります。

それでも走ったり跳ねたりするときは、「忍者みたいにそっと歩こう」と遊びにすると、子どもも楽しみながら静かに歩けます。

わが家でも、この「忍者歩き」をやっています。

言葉だけでは分かりにくい小さい子には、ママやパパがそっと歩いて見せると、まねしやすくなりますよ。

できたときに「そっと歩けたね」と伝えると、子どもは認められたと感じて、次もやってみようと思えるんですね。

ここがポイント
走る子には、「ここでは歩いてね」と伝えて、そっと歩く見本を見せてあげましょう。

【2】家の外で、体を動かせる時間を作る

休日の公園の芝生で、男の子が父親と思いきり走り回って遊んでいる場面

幼児は、毎日合わせて60分以上、楽しく体を動かすのが望ましいんです。

この60分には、散歩やお手伝いなど、毎日の生活の中で体を動かす時間も入ります。

休日は公園で思いきり走る時間を作り、平日は保育園や幼稚園の帰りに少し遠回りして歩くだけでも、家の中で走りたい気持ちが落ち着きやすくなりますよ。

ここがポイント
休日は公園で、平日は帰り道の寄り道で、家の外で体を動かせる時間を作りましょう。

それでも、毎日気を遣っていると、疲れてしまいますよね。

足音を気にしすぎて疲れたときは?

下の階のことを考えるあまり、毎日ピリピリしてしまうと、親の方が参ってしまいますよね。

子どもにとっても、ママやパパが落ち着いていることが、いちばん安心できる気持ちにつながります。

なので、マット・場所と時間・伝え方をしていれば、「うちはちゃんと気を付けている」と自分を認めてあげて大丈夫ですよ。

【1】気を付けているなら、それで十分

子どもが寝たあと、夜のリビングで両親がソファに座ってほっと一息ついている場面

わが家も男の子2人なので、毎日バタバタで、下の人に響いていないかつい気になってしまいます。

まゆママ
毎日「走らないで!」って言ってばかりで、自分が嫌になる…。
フク
それだけ気を付けている、ということですよね。でも、子どもの音を全部なくすことはできないんです。

集合住宅では、生活の音を『おたがいさま』と思う気持ちが大切です。

子どもが大きくなるにつれて、家の中を走り回ることも少しずつ減っていくんですよね。

「子どもの音は全部なくせない」と考えると、気が楽になりますよ。

ここがポイント
できる対策をしているなら、それで十分です。自分を責めすぎないでくださいね。

【2】怒鳴ってしまったら、後でフォローすればいい

どんなに気を付けていても、毎日「走らないで!」と言い続けると、つい怒鳴ってしまう日もありますよね。

子どもは、大声で怒られてばかりだと、ママやパパに怖い気持ちを持ってしまうことがあります。

でも、怒鳴ってしまっても、後で「さっきは大きな声を出してごめんね」と伝えれば大丈夫です。

そのうえで「走るのはマットの上だけね」と、走っていい場所をもう一度一緒に決めると、子どもも安心できますよ。

疲れた日は、子どもが寝たあとに温かい飲み物を飲むなど、親自身が休む時間も大切にしてくださいね。

ここがポイント
怒鳴ってしまったら、後で「ごめんね」と伝えて、走っていい場所をもう一度一緒に決めましょう。

まとめ

この記事のおさらい
  • 子どもの足音対策は、マット・走っていい場所と時間・伝え方の3つから
  • 走る・跳ぶ通り道に、マットをすき間なく敷き詰める
  • 走るのは「マットの上だけ」。夜9時から朝7時は走らない時間にする
  • 苦情の連絡が来たら、今日のうちに管理会社に返事をして、これからする対策を伝える
  • 下の人に直接謝りに行くかは、先に管理会社に聞いてから
  • 納得がいかないときも一人で抱えず、管理会社や市区町村の相談窓口に相談する
  • 子どもの足音は床を揺らす「重たい音」。マットは音を消すものではなく、和らげる道具
  • 敷いていても苦情が来たら、すき間と敷いていない所を見直す
  • 走る子には「ここでは歩いてね」と伝え、そっと歩く見本を見せる
  • 外で体を動かす時間を作る。帰り道の寄り道でもいい
  • できる対策をしているなら、それで十分。自分を責めすぎない
  • 怒鳴ってしまったら、後で「ごめんね」と伝えて、走っていい場所を一緒に決め直す

今日は、管理会社への返事と、子どもがよく走る通り道のマットから始めてみませんか。

気を付けていることが伝われば、下の人との関係も落ち着いて、毎日の「走らないで!」も少しずつ減っていきますよ。

情報元

  1. 国土交通省「音と向き合うためのハンドブック」
  2. 環境省「生活騒音パンフレット」
  3. 文部科学省「幼児期運動指針」
  4. こども家庭庁「体罰等によらない子育てのために」