幼児のおねしょは何歳まで?原因と家でできる対策、叱らない接し方

朝の寝室で、照れてもじもじする男の子を、母親がしゃがんで笑顔で迎えている場面

幼児のおねしょ
何歳まで続くの…?

更新日 公開日 書いた人:ヒロ

まゆママ
5歳なのに、まだおねしょしちゃう…。このままで大丈夫なのかな?

どうも、ヒロです。

寝る前にトイレに行かせたのに、朝になるとパンツが濡れていると、いつまで続くのか心配になりますよね。

でも、おねしょは今のまま叱らずに見守れば大丈夫なんです。

おねしょは5歳でも6人に1人はしていて、体が育つと小学生の間に少しずつ減っていくものなんですね。

この記事では、おねしょが何歳まで続くのかと原因・家でできる対策・小児科に相談する目安を紹介します。

「パンツに汗かいた」と起きてくるわが家の夜の話も交えて、おねしょの夜や朝に慌てない接し方が分かりますよ。

幼児のおねしょは、何歳まで続く?

周りの子はとっくに卒業している気がして、うちの子だけ?と不安になりますよね。

おねしょは、小学生の間に少しずつ減っていくものなんです。

子どもにとっても、おねしょは自分では止められないものなんです。

なので、年齢だけで焦らずに見守ってあげると、子どもも安心して、体が育つのを待てますよ。

【1】5歳で約6人に1人、10歳でも約20人に1人はおねしょをしている

おねしょをする子の割合(5歳は約6人に1人・7歳は約10人に1人・10歳は約20人に1人)

※出典:日本夜尿症学会「夜尿症診療ガイドライン2021」

おねしょをする子は、5歳で約15%、7歳で約10%です。

10歳になっても約5%の子がしていて、1年ごとに少しずつ減っていくんですね。

実は私も、小学4年生になっても普通におねしょをしていました。

自分で起きて着替えて、タオルを敷いてまた寝ていたようです。

4歳まではもちろん、5歳でもおねしょは珍しくないんですね。

ここがポイント
おねしょは5歳で約6人に1人、10歳でも約20人に1人がしています。年齢だけで焦らなくて大丈夫ですよ。

【2】5歳を過ぎて月1回以上が3か月続くと、「夜尿症」と呼ばれる

5歳を過ぎて、月に1回以上のおねしょが3か月以上続くと、「夜尿症」と呼ばれます。

まゆママ
「症」って付くと、病気みたいでドキッとしちゃう…。
フク
驚きますよね。でも夜尿症は、体が育つのを待てば減っていくことが多いんですよ。

夜尿症は、小中学生の約6%にある、よくある状態です。

5歳以上でおねしょが続いていて、親が心配なら、それだけで小児科に相談して大丈夫です。

相談すると、治るまでの期間を短くできることもありますよ。

ここがポイント
5歳以上で月1回以上が3か月続くと夜尿症です。心配なら、それだけで小児科に相談して大丈夫ですよ。

次に、なぜおねしょをするのかを見ていきますね。

幼児がおねしょをするのは、なぜ?

寝る前にトイレに行ったのに、どうして?と思いますよね。

子どもは、おねしょをしたくないのに、寝ている間に出てしまうんです。

なので、原因を知って「体が育っている途中なんだ」と分かってあげると、親子とも気持ちが楽になりますよ。

【1】寝ている間の体の力が、まだ育っている途中

おねしょが減っていく3つの力(おしっこを少なくする力・ためる力・目を覚ます力)

※出典:浜松医科大学「浜松成育医療学講座通信 第15号 夜尿症」

おねしょは、おしっこを少なくする力・ためる力・目を覚ます力の3つが育つと減っていきます。

眠っている間は、脳からおしっこを少なくするホルモンが出ています。

でも、おねしょをする子は、このホルモンが少なめなんです。

そのため寝る前にトイレに行っても、寝ている間に作られるおしっこが多くて、朝までためきれないんですね。

しかも、おねしょをする子は起こしても目を覚ましにくいので、おしっこがたまっても気づけません。

ここがポイント
おねしょは、寝ている間の体の力が、まだ育っている途中だから起こります。

【2】親のしつけのせいではない

おねしょは、親のしつけの問題ではありません。

この3つの力は、体の成長と一緒に育っていくものなんです。

つまり、おねしょは育て方ではなく、体の育ち方によるものなんですね。

ここがポイント
おねしょは、しつけのせいではありません。親も子どもも、自分を責めなくて大丈夫です。

原因が分かったら、家でできることを見ていきますね。

おねしょを減らすために、家でできることは?

寝る前の過ごし方(夕食と飲み物は寝る2時間前まで・寝る前にトイレ・夜中は起こさない)

毎朝の洗濯が続くと、何とか減らしたいと思いますよね。

子どもも、おねしょが減って、パンツで寝られるようになりたいと思っていることが多いんです。

なので、寝る前の過ごし方を親子で少し整えてあげると、子どもも「自分にもできることがある」と思えますよ。

【1】夕食と飲み物は、寝る2時間前までに済ませる

夜、夕ごはんを食べ終わるころに、母親が男の子のコップに少しだけお茶をついでいる場面

夕食と最後の飲み物は、寝る2時間前までに済ませるのがおすすめです。

夕食から寝るまでが短いと、飲んだ分をおしっこで出しきれないまま寝てしまうんですね。

お迎えが遅くて夕食も遅くなる日は、夕食の後の飲み物を少なめにするだけでも大丈夫です。

暑い日や、のどが渇いているときは、水分を我慢させる必要はありません。

ここがポイント
夕食と飲み物は、寝る2時間前までに。遅くなる日は、夕食の後の飲み物を少なめにすれば大丈夫です。

【2】寝る前にトイレに行ってから、布団に入る

寝る前に、パジャマの男の子が父親と手をつないで、明かりのついた廊下をトイレへ向かう場面

寝る前にトイレに行くのを毎日の習慣にすると、おねしょが減ることがあります。

寝る前のトイレが暗くて怖い子もいるので、廊下の明かりを付けておくと、安心して行けますよ。

ここがポイント
寝る前は、トイレに行ってから布団に入るのを毎日の習慣にしましょう。

【3】夜中に起こして、トイレに行かせなくていい

おねしょをさせないように、夜中に起こしてトイレに連れて行く方もいますよね。

でも、夜中に起こしてトイレに行かせても、おねしょが治ることにはつながりません。

続けると、子どもも親も寝不足になってしまうこともあるんです。

旅行やお泊まりの日だけ、夜中に一度トイレに連れて行くのは大丈夫ですよ。

ここがポイント
夜中は起こさずに、朝までぐっすり眠らせてあげましょう。

【4】夜は、おむつでもパンツでも大丈夫

昼はパンツなのに、夜はまだおむつ、という子もいますよね。

紙おむつを履いていても、おねしょが治りにくくなることはありません。

迷ったら、子どもが「パンツで寝たい」と言うまでは、おむつのままで大丈夫です。

言い出したら、防水シーツやバスタオルを敷いて、パンツで寝かせてみてくださいね。

わが家の子どもはパンツで寝ていて、たまにおねしょをしても、バスタオルを敷いて済ませています。

ほぼ毎晩おねしょが続いて、片付けが大変なときは、夜だけおむつやおねしょ用のパンツにしても大丈夫です。

ここがポイント
夜のおむつは、子どもが「パンツで寝たい」と言い出したら外せば大丈夫です。

次は、おねしょをしてしまった夜や朝の接し方です。

おねしょをした夜や朝は、どうすればいい?叱ってもいい?

夜中や朝に布団が濡れていると、ついため息が出てしまいますよね。

子どもは、おねしょをすると自分に自信をなくして、不安になりやすいんです。

なので、叱らずに、さっと着替えさせてあげるのが一番ですよ。

【1】夜中に濡れて起きてきたら、叱らずに着替えさせる

夜中、父親がしゃがんで男の子に乾いたパジャマを着せ、ベッドにバスタオルを敷いている場面

わが家の子どもは、おねしょをすると「パンツに汗かいた」と言って起きてきます。

なので私は着替えさせて、濡れた所にバスタオルを敷きます。

そして、何事もなかったように寝かせています。

おねしょを叱ると、かえって増えてしまうこともあるんです。

ここがポイント
夜中に濡れて起きてきたら、叱らずに着替えさせて、また寝かせてあげれば大丈夫です。

【2】朝に濡れているのに気づいたら、「着替えようね」とだけ言う

朝起きてパンツが濡れていたら、「着替えようね」とだけ声をかけて、着替えさせれば大丈夫です。

濡れたシーツやパジャマは、子どもが着替えている間にさっと片付けると、朝の支度も止まりません。

防水シーツやバスタオルを先に敷いておくと、布団まで濡れずに済んで、片付けが楽になりますよ。

ここがポイント
朝に濡れていたら、「着替えようね」とだけ言って、さっと片付けましょう。

【3】褒めるのは「しなかった朝」より「寝る前にトイレに行けたこと」

寝る前、トイレから戻ってきたパジャマの男の子を、母親がしゃがんでハイタッチして褒めている場面

おねしょしなかった朝に褒めたくなりますが、おねしょは子どもが自分では止められないものです。

そのため、しなかった日だけ褒めると、続いたときに「治らないのは自分のせいだ」と思ってしまうことがあるんですね。

なので、寝る前にトイレに行けた・飲み物を早めにやめられたなど、自分でできたことを褒めてあげてくださいね。

そうすると、子どもはおねしょをした朝も、自分を責めずにいられるんです。

ここがポイント
褒めるのは、寝る前にトイレに行けたなど、子どもが自分でできたことにしましょう。

【4】つい怒ってしまった日も、次の朝に伝え直せば大丈夫

毎晩続くと、つい「また?」と言ってしまう日もありますよね。

そんな日も、自分を責めなくて大丈夫です。

次の朝に「昨日は言いすぎたね。体が育っている途中だから大丈夫だよ」と伝えれば、子どもも安心できますよ。

ここがポイント
怒ってしまった日も大丈夫。次の朝に「体が育っている途中だから大丈夫だよ」と伝えましょう。

それでも続くときのために、相談する目安も知っておきましょう。

病院に行った方がいいのは、どんなとき?

小児科に相談したいとき(5歳を過ぎて続く・また始まった・昼間も漏れる・ほかにも気になる)

おねしょが続くと、病院に行った方がいいのか迷いますよね。

おねしょの多くは、体が育つのを待てば減っていくものです。

でも、子どもが自分のおねしょを気にして、お泊まりの日を不安がっていることもありますよね。

そんなときは、小児科で相談してみてくださいね。相談するだけでも、親の気持ちがぐっと楽になりますよ。

【1】5歳以上で、親や子どもが気にしているとき

5歳以上でおねしょが続いていて、親や子どもが気にしているなら、小児科に行ってみましょう。

小児科では、おねしょについて詳しく教えてもらえて、家でできることや治し方を一緒に考えてもらえます。

ここがポイント
5歳以上で親や子どもが気にしているなら、小児科で相談してみましょう。

【2】しばらくなかったのに、また始まったとき

小児科の診察室で、女性の医師が母親の話を聞きながら、男の子に笑いかけている場面

半年以上おねしょがなかったのに、また始まったときは、年齢に関係なく、早めに小児科で相談してくださいね。

下の子が生まれたなど暮らしの変化がきっかけのこともありますが、念のため体も診てもらうと安心ですよ。

ここがポイント
半年以上なかったおねしょがまた始まったら、早めに小児科で相談しましょう。

【3】昼間も漏れる・のどがよく渇くなど、ほかにも気になるとき

昼間も漏れる・トイレの回数がとても多い・おしっこのときに痛がるときは、小児科で相談しましょう。

のどがよく渇いてたくさん飲む・いびきが大きいといった様子があるときも同じです。

ここがポイント
おねしょのほかに気になる様子があれば、年齢に関係なく小児科で相談しましょう。

まとめ

この記事のおさらい
  • 幼児のおねしょは、小学生の間に少しずつ減っていく。5歳でも約6人に1人がしている
  • 5歳以上で月1回以上が3か月続くと夜尿症。心配なら、それだけで小児科に相談して大丈夫
  • おねしょは、寝ている間の体の力が育っている途中だから。しつけのせいではない
  • 夕食と飲み物は寝る2時間前までに。遅い日は、夕食の後の飲み物を少なめに
  • 寝る前は、トイレに行ってから布団に入る
  • 夜中は起こさず、朝までぐっすり眠らせる
  • 夜のおむつは、子どもが「パンツで寝たい」と言い出したら外す
  • 夜中に濡れて起きてきたら、叱らずに着替えさせて、また寝かせる
  • 朝に濡れていたら、「着替えようね」とだけ言って、さっと片付ける
  • 褒めるのは、寝る前にトイレに行けたなど、子どもが自分でできたこと
  • 5歳以上で気になるとき・また始まったとき・ほかに気になる様子があるときは小児科へ

もう寝る前のトイレも水分も気を付けているなら、今のやり方のまま、叱らずに続ければ大丈夫です。

5歳以上で心配なときは、一度小児科で相談してみてくださいね。

おねしょをした夜や朝も「大丈夫だよ」と着替えさせてあげれば、子どもは安心して、体が育つのを待てますよ。

情報元

  1. 浜松医科大学「浜松成育医療学講座通信 第15号 夜尿症」
  2. 日本夜尿症学会「夜尿症診療ガイドライン2021」
  3. 日本小児腎臓病学会「夜尿と昼間尿失禁」
  4. 日本小児腎臓病学会「尿漏れ(尿失禁)」