小1の癇癪、思い通りにならないと怒る・すねる子は?完璧主義な子への接し方

小1の癇癪
思い通りにならないとすねる…
公開日 書いた人:ヒロ
まゆママどうも、ヒロです。
小学生になって、思い通りにならないと急に怒ったり、すねたりすることがありますよね。
そんなときは、癇癪の最中は押さえつけずに少し待ち、落ち着いてから言い分を聞くのが近道なんです。
子どもはできると思っていたことができない悔しさをまだ自分でうまく落ち着かせられないだけなんです。
この記事では、小1の癇癪への対応と、思い通りにならないと怒る理由を紹介します。
親のアドバイスを嫌がるときの伝え方や負けて怒るときの声かけも分かるので、次に癇癪が起きたときにきっと役に立ちますよ。
小1の癇癪、どう対応すればいい?

急に怒り出すと、「なんでそんなことで」と言いたくなりますよね。
癇癪の最中の子どもは、何を言われても耳に入らないほど悔しい気持ちでいっぱいなんです。
だから、まずは待つ・落ち着いたら聞く・謝罪は求めない、という順番で関わってみてくださいね。
【1】癇癪の最中は、押さえつけずに数分待つ
泣いたり怒ったりしているときに、「やめなさい」と止めたくなりますよね。
でも、癇癪の最中に声をかけ続けると、かえって興奮を強めてしまうことがあるんです。
なので、押さえつけようとせず数分間待ってみてくださいね。
待っているうちに、子どもは自分で少しずつ気持ちが静まっていきますよ。
ただ、弟や友達を叩く・蹴る・物を投げるといった危ないときは、すぐに間に入って止めてくださいね。
ここがポイント【2】落ち着いたら「そう思ったんだね」と言い分を聞く

落ち着いたあとに、「なんで怒ったの」と問い詰めたくなりますよね。
そんなときは、子どもの言い分が違っていても、「そう思ったんだね」と一度受け止めてあげてくださいね。
話を聞いてもらえるだけで、子どもは安心してイライラが減っていくんです。
ここがポイント【3】形だけの「ごめんなさい」は求めない
怒って物に当たったあとは、「ちゃんと謝りなさい」と言いたくなりますよね。
でも、形だけの「反省」や「謝罪」は求めなくて大丈夫です。
気持ちを分かってもらえたと感じると、子どものほうから悪かったところに気づけることが多いんですよ。
ここがポイント【4】黙りこんだときは、無理に聞き出さず「どれに近い?」と選ばせる

泣くより、すねて黙りこんでしまうと、何が嫌なのか分からず困りますよね。
うちの息子も「何が嫌だったの?」と聞いても、黙ったまま何も教えてくれません。
そんなときは、「難しかった?思っていたのと違った?もうやりたくない?」と、いくつか並べて選ばせてみてくださいね。
うちでは選んで答えられるように聞くと、息子も少しずつ答えてくれることが多かったです。
「お父さんにできることがあったら、やってあげるよ」と付け足すと、気持ちを話してくれた日もありました。
ここがポイントでも、そもそもなぜ思い通りにならないと強く怒るのでしょうか。
思い通りにならない・できないと怒るのは、なぜ?

「できなかっただけで、どうして怒るの?」と不思議になりますよね。
子どもはうまくできない悔しさを感じながら、何度も試している途中なんです。
その悔しさや不安をまだ自分でうまく落ち着かせられないから、癇癪として出てしまうんですね。
【1】「こうなるはず」と思っていたのに、できなかった
うまくできると思って始めたことほど、できなかったときに大きく崩れますよね。
理想が高くて完璧にやりたいタイプのうちの息子も、テストが難しかった日は、急に黙りこんでしまいました。
自分の中で「こうしたい」という形があって、そこから外れると急に嫌になってしまうのかもしれません。
ここがポイント【2】失敗すると「うまくできないかもしれない」と不安になる

がんばり屋の子ほど、間違えるのを怖がることがありますよね。
子どもは失敗が続くと、「うまくできないかもしれない」と不安になることがあるんです。
だから、失敗しそうなことには最初から手を出したくなくなることもあるんです。
ここがポイント【3】気持ちを落ち着かせる力は、まだ育っている途中
「小学生なんだから、もう我慢できるはず」と思ってしまいますよね。
自分の気持ちを調整する力は、友達とのケンカや失敗をくり返しながら、少しずつ育っていくものなんです。
小学校に入ったばかりのころは、まだ自分の気持ちが先に立ちやすい時期なんですね。
だから、「小1なのにできない」と焦らなくて大丈夫ですよ。
ここがポイントでは、学校では怒らないのに、家でだけ荒れるのはなぜでしょうか。
学校ではいい子なのに、家でだけ癇癪を起こすのは?

先生から「学校ではいい子ですよ」と言われると、「家だけ?」と戸惑いますよね。
子どもにとって家は、怖いときや不安なときに帰っていける、安心できる場所なんです。
安心できる場所だからこそ、家では気持ちを素直に出せるんですね。
【1】家は、安心して気持ちを出せる場所
家でだけ荒れると、「家での接し方が悪いのかな」と思ってしまいますよね。
小学校に入ったばかりの子は、毎日新しいことに囲まれて過ごしています。
帰っていける場所があるから、子どもは学校で新しいことに挑戦できるんです。
家で気持ちを出せるのは、ママやパパが安心できる場所になれている証拠でもあるんですよ。
ここがポイント【2】1日に少しだけ、その子に100%向き合う時間を作る
きょうだいがいると、上の子が「もっと見てほしい」と感じていることもありますよね。
短い時間でもゆっくり話を聞いて100%その子に集中すると、心が満たされてほかの時間の不安も和らぎます。
うちのお兄ちゃんも構ってほしい気持ちがあるのに素直に言えず、私が弟と遊んでいると、さみしそうにしていることがありました。
寝る前の10分だけでもその子だけの時間を作ってみてくださいね。
ここがポイントでは、親がアドバイスすると怒るときは、どうすればいいのでしょうか。
アドバイスすると怒る・聞かないときは?

「こうしたらうまくいくよ」と言っただけなのに、怒られることがありますよね。
うちの息子を見ていると、先回りのアドバイスを「できない」と言われたように感じているのかもしれません。
だから、教えるより、まず子どもの考えに耳を傾けることから始めてみてくださいね。
【1】自分から聞いてくるまで、口を出さずに待つ
つい「そこはこうだよ」と先に言いたくなりますよね。

うちでも子どもが自分から聞いてきたときは素直に聞くのに、親から「教えてあげる」と言うと不機嫌になることがよくあります。
なので、困っていても、自分から「どうするの?」と聞いてくるまで待ってみてくださいね。
固まって動けないときは、「手伝おうか?もう少し自分でやる?」と選ばせるだけにしておくと、怒り出しにくくなりますよ。
すぐに口を出さずにいると、子どもは「自分でできた」という自信を持ちやすくなりますよ。
ここがポイント【2】教えるより「ママ(パパ)に教えて」と頼ってみる

正しいやり方を教えたいのに、聞いてもらえないと困りますよね。
そんなときは、「ママ分からないから、教えてくれる?」と子どもに頼ってみてくださいね。
うちでは年長のころ、暗唱の練習で私が忘れたふりをして息子に教えてもらうと、びっくりするくらい早く覚えてくれました。
ここがポイント【3】間違いは正さず「一緒に確かめよう」と誘う

間違いを指摘すると、「嫌だ!」と怒ってしまうこともありますよね。
宿題なら、「教科書のどこに書いてあったっけ?一緒に見てみよう」と誘ってみてくださいね。
「間違い」と言われずに済むので、子どもも素直に確かめられますよ。
ここがポイント【4】結果より、頑張ったところを具体的に褒める
「できたね」と褒めても、できなかった日はどう声をかければいいか迷いますよね。
そんなときは、結果だけでなく、頑張ったところや今できていることを褒めてあげてくださいね。
「最後までやり直したね」のように何が良かったかを具体的に言うと、子どもにより伝わりやすくなります。
ここがポイント勝ち負けのある遊びで負けて、すねてしまうこともありますよね。
負けると怒る・すねるときは?

ゲームや、かけっこで負けると、泣いたり怒ったりして遊びが続かないこともありますよね。
負け続けて気持ちが高ぶり、怒ったり泣いたりするのは、6歳前後の子どもによくある場面なんです。
まずは悔しい気持ちを受け止めてから、次の楽しいことに切り替えると落ち着きやすいですよ。
【1】「悔しかったね」と、まず気持ちを受け止める
負けて機嫌が悪いと、「たかがゲームでしょ」と言いたくなりますよね。
そんなときは、「悔しかったね」と、まず悔しい気持ちを受け止めてあげてくださいね。
悔しさを分かってもらえると、子どもは少しずつ気持ちを落ち着けられるんです。
ここがポイント【2】すぐに切り替えられないときは、場面を変える
受け止めても、なかなか機嫌が直らない日もありますよね。
子どもはすぐに気持ちを切り替えるのが難しいので、時間があれば待ち、難しければ場面を変えるのがいいんです。
「休憩しようか」「お散歩に行こうか」と、注意の向きを変えてあげるだけでも大丈夫ですよ。
ここがポイント毎日の癇癪に付き合っていると、親のほうが疲れてしまいますよね。
毎日の癇癪で、親が疲れたときは?

毎日のように怒られたり、すねられたりすると、「どう育てたらいいんだろう」と自信がなくなりますよね。
子どもが癇癪を起こすのは、親の育て方が悪いからではなく、自分の気持ちを整える力が育っている途中だからです。
親も怒ってしまいそうなときは、まず自分の気持ちを落ち着かせることを優先していいんです。
「怒ってしまう日があっても、また立て直せばいい」と考えると、気が楽になりませんか。
怒ってしまった日は、落ち着いてから「さっきは大きな声を出してごめんね」と伝え直せば大丈夫です。
【1】怒りそうなときは、深呼吸してゆっくり5秒数える
子どもが怒ると、こちらもカッとなってしまいますよね。

深呼吸をしてゆっくり5秒数えるだけでも、気持ちは少し落ち着いてきます。
なので、怒りそうになったら、まず深呼吸して5秒数えてみてくださいね。
ここがポイント【2】お互いに落ち着けないときは、少し離れる
親も子どもも落ち着けないまま、言い合いになってしまうこともありますよね。
そんなときは、別の部屋に移るなどして、少しの間お互いに静かな時間を過ごしてみてくださいね。
離れる時間は子どもの年齢×1分が目安なので、小1なら6〜7分くらいで大丈夫です。
ここがポイント【3】続いてつらいときは、学校や市区町村に相談していい

工夫しても毎日続くと、1人で抱えきれなくなることもありますよね。
小学校には親の相談にも乗ってくれるスクールカウンセラーがいます。
担任の先生に「相談したい」と伝えれば、スクールカウンセラーを紹介してもらえますよ。
市区町村の「こども家庭センター」でも、子育ての相談ができます。
夜につらくなったときは、こども家庭庁の「親子のための相談LINE」で名前を出さずに相談することもできます(受付時間は地域ごとに違います)。
電話なら、お住まいの地域の児童相談所につながる「0120-189-783」に無料でかけられますよ。
1人で抱えずに相談すると、疲れやイライラが軽くなることもあるので、気軽に話してみてくださいね。
ここがポイントまとめ
まずは次に癇癪が起きたら、何も言わずに数分待ってから、「そう思ったんだね」と声をかけてみてくださいね。
続けるとこうなる気持ちを分かってもらえる経験が増えると、子どもは少しずつ自分で悔しさを落ち着かせられるようになり、親のアドバイスにも耳を傾けてくれる日が増えていきますよ。
この記事のおさらい
- 小1の癇癪は、最中は押さえつけずに数分待つ
- 落ち着いたら「そう思ったんだね」と言い分を聞き、形だけの謝罪は求めない
- 黙りこんだときは、無理に聞き出さず「どれに近い?」と選ばせる
- 思い通りにならないと怒るのは、「こうなるはず」が崩れた悔しさと、失敗への不安から
- 気持ちを落ち着かせる力はまだ育っている途中
- 家でだけ荒れるのは、家が安心できる場所だから
- 1日に少しだけ、その子だけに向き合う時間を作る
- アドバイスは自分から聞いてくるまで待ち、教えたいときは「教えて」と頼る
- 間違いは正さず「一緒に確かめよう」と誘い、頑張ったところを具体的に褒める
- 負けたときは「悔しかったね」と受け止め、すぐ切り替えられなければ場面を変える
- 親も疲れたら、5秒数える・少し離れる・学校や市区町村に相談していい
情報元
- 大津市こども発達相談センター「怒りをコントロールする力を育む」
- 厚生労働省「保育所保育指針解説」(p.294)
- 厚生労働省「体罰等によらない子育てのために」
- 厚生労働省「保育所保育指針解説」(p.229)
- 文部科学省「幼稚園教育要領」
- 文部科学省「小学校学習指導要領解説 総則編」
- 厚生労働省「保育所保育指針解説」(p.73・p.82)
- 茨城県教育委員会「スタートカリキュラムって何だろう?」
- 福井県「一人で登校できず、親から離れられないときどうする?」
- 福井県「一人で登校できず、親から離れられないときどうする?」(自分でやろうとする姿を見守る)
- こども家庭庁「体罰等によらない子育てを広げよう!」
- こども家庭庁「体罰等によらない子育てを広げよう!」(気持ちの切り替え)
- 八代市教育委員会「子どもを叱りたくなったとき」
- 摂津市教育委員会「あんしん子育てアドバイス」
- 広島市「スクールカウンセラーの紹介」
- こども家庭庁「こども家庭センターポータルサイト」
- こども家庭庁「親子のための相談LINE」
- こども家庭庁「児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について」
- 厚生労働省「体罰等によらない子育てのために」(p.14)


