「お兄ちゃんなんだから」はダメ?見ていない兄弟ケンカの対応

お兄ちゃんなんだから
つい言ってしまう…
公開日 書いた人:ヒロ
まゆママどうも、ヒロです。
下の子が泣いていると、ケンカを見ていなくても「泣かされたんだ」と思って、上の子を叱ってしまうこともあるかもしれません。
でも、言ってしまう自分を責めなくて大丈夫で、どっちが悪いかを決めずに2人の話を順番に聞けば、上の子の心にちゃんと届くんです。
つい言ってしまうのは、上の子に優しい子になってほしいという願いがあるからなんですね。
この記事では、「お兄ちゃんなんだから」がよくない理由と、見ていない兄弟ケンカでの対応・言ってしまった後の立て直し方を紹介します。
わが家でもつい「お兄ちゃんなんだから」と言ってしまう、そんな日の対応も交えているので、読んでみてくださいね。
「お兄ちゃんなんだから」と言うのは、だめ?

言わない方がいいと分かっていても、とっさに口から出てしまいますよね。
上の子は、言われ続けると「自分さえ我慢すれば解決する」と思うようになることがあるんです。
なので、「お兄ちゃんなんだから」はできれば言わない方がいい言葉です。
口から出かかったら、「お兄ちゃんなんだから」を「どうしたの?」に言い換えてみてくださいね。
「どうしたの?」と聞かれると、上の子も自分の思いを話しやすくなりますよ。
【1】言い続けると、上の子は自分の思いを言わなくなる

「お兄ちゃんだから我慢しなさい」を続けると、上の子は自分の希望を言えなくなったり、言わなくなったりすることがあります。
反対に下の子は、望めば思い通りになると思って、我慢ができなくなることもあるんです。
ここがポイント【2】言ってしまうのは、優しい子になってほしいから
「お兄ちゃんだから我慢しなさい」の裏には、優しい子になってほしい・小さい子に優しくしてほしいという親の思いがあるものです。
私も、下の子が泣いていると「泣かされたんだ」と思って、「お兄ちゃんなんだから、ちゃんとして」と考えてしまいます。
それも、上の子に優しくなってほしいという願いがあるからこそなので、言ってしまった自分を責めなくて大丈夫です。
その願いがあるからこそ、伝え方を少し変えるだけで大丈夫ですよ。
ここがポイント【3】我慢は、下の子にも同じように教える
我慢を上の子だけにさせるのではなく、下の子にも「我慢する」「待つ」「交代」を公平に教えていくのが大切です。
例えば、「おもちゃの順番はジャンケンで決める」のように、2人に同じルールを1つか2つ決めておくと役に立ちます。
下の子がまだ小さくてジャンケンが難しいうちは、親が「次は弟の番ね」と順番を言ってあげても大丈夫です。
ここがポイントでは、見ていないケンカで下の子が泣いていたときは、どうすればいいのでしょうか。
見ていない兄弟ケンカで、下の子が泣いていたら?

家事をしていて振り向いたら弟が泣いていた、ということはよくありますよね。
子どもにとっては、言い分を聞いてもらえないまま自分だけ叱られるのは、とても嫌なことなんです。
なので、どっちが悪いかを決めずに、2人の話を順番に聞くと、上の子も「分かってもらえた」と落ち着けますよ。
【1】叩いていたら、まず止める
自分や相手を傷つけたり、物を壊したりしていて危ないときは、すぐに間に入って止めましょう。
叩いているのを止めるために、間に入って手を押さえるのは大丈夫です。
「叩くのはなし」のようなルールを、普段から2人に伝えておくことも大切ですよ。
ここがポイント【2】どっちが悪いかを決めない
ケンカの後や、下の子が言いつけに来たときは、どちらか(特に上の子)だけを叱らないようにしましょう。
見ていないのですから、親が裁判官にならなくていいんです。
下の子が「叩かれた」と言ってきたときも、上の子を叱らずに「叩くのはなしだよ」と2人にルールを伝え直してから、2人の話を順番に聞けば大丈夫です。
ここがポイント【3】泣いている子を落ち着かせてから、2人の話を順番に聞く

まずは泣いている下の子を抱っこして、落ち着かせてあげてくださいね。
上の子も泣いているときは、2人とも近くに呼んで、落ち着くまで待ちます。
落ち着いたら、「何があったの?」と2人に順番に聞いて、それぞれの気持ちを言葉にしてあげるのがおすすめです。
例えば、弟には「使いたかったんだね」、お兄ちゃんには「まだ遊んでいたかったんだね」と、それぞれの思いを言葉にしてあげます。
上の子が「弟が先にやった」と言ってきたら、「そうだったんだね」とまず受け止めてから、弟の話も聞いてみてくださいね。
話を聞いたら、「次はどうしようか」と2人に聞いてみます。
弟が先にやっていたなら、弟にも「貸してって言おうね」と伝えると、上の子も「分かってもらえた」と感じられますよ。
自分の気持ちを受け止めてもらえると、子どもは気持ちが落ち着いて、大切にされていると感じられるようになりますよ。
ここがポイントそれでも、なぜか上の子ばかり叱ってしまう…という人も多いですよね。
上の子ばかり叱ってしまうときは?
弟が泣いていると「泣かされた」と見えやすくて、つい「お兄ちゃんが何かしたんだ」と思ってしまうこともあるかもしれません。
上の子は、「お母さんは下の子ばかり可愛がる」と寂しく感じていることがあるんです。
なので、上の子の「本当はどうしたかったのか」に目を向けると、叱る前に話を聞けるようになりますよ。
【1】上の子も、寂しい気持ちを持っている
上の子が「下の子ばかり可愛がる!」と寂しく感じてしまうのは、自然なことです。
下の子の世話を頑張っている上の子でも、寂しい気持ちは持っているものなんですね。
ここがポイント【2】叱られる前に、伝えたかったことがあるのかも
長男が年長のころ、保育園の入口のドアを、弟が開けようとしていたのに長男が先に開けてしまったことがあります。
弟は泣き出してしまい、私はつい「お兄ちゃんが悪い」と思ってしまいました。
長男に聞くと、「ダメと分かってるけど、やってしまった」と言いました。
でも、そのとき長男は、重い荷物を片手で持ちながらドアを開けていたんです。
後で考えると、「重い荷物を持ったまま開けられたよ」と褒めてほしかったのかなと思いました。
次からは、叱る前に「本当はどうしたかったの?」と聞いてみよう、と考えています。
ここがポイント【3】上の子と2人だけの時間を作る

一番大事なのは、「愛されている」ということが上の子に伝わることです。
例えば、寝る前の5分だけでも上の子と2人で絵本を読むと、寂しい気持ちが少しずつ満たされていきます。
「もうお兄さんだから」と言わずに、ときには甘えさせてあげるのもいいですよ。
ここがポイント最後に、つい言ってしまったときの立て直し方です。
つい言ってしまったときは、どうする?
言っちゃいけないと思いながら、「お兄ちゃんなんだから」と言ってしまう日もありますよね。
上の子は、叱られたあとも「分かってもらえなかった」と思っていることがあるんです。
なので、落ち着いてから話を聞き直すと、親子とも気持ちを立て直せますよ。
【1】寝る前に、上の子の話を聞き直す

叱ってしまった日は、寝る前などの落ち着いたときに、もう一度話を聞いてあげても大丈夫です。
例えば、「今日は話を聞かずに叱ってごめんね。本当はどうしたかったの?」と聞くと、上の子も自分の思いを言葉にしやすくなります。
ここがポイント【2】イライラしたら、ケンカと自分の気持ちを分けて考える
ケンカが続いてイライラするときは、「ケンカは子ども同士のこと」「イライラは自分の気持ち」と分けて考えてみてくださいね。
分けてみると、ケンカを全部止めなくてもいいと思えて、少し気が楽になりますよ。
5秒数える・少し離れるなどのイライラの静め方と相談先は、子どもにイライラしたときの静め方にまとめています。
ここがポイントまとめ
今日もう叱ってしまったなら、まずは寝る前に「今日は話を聞かずに叱ってごめんね」と聞き直してみてくださいね。
そして次に見ていないケンカがあったら、泣いている子を落ち着かせてから、「何があったの?」と2人に順番に聞いてみてくださいね。
続けるとこうなる話を聞いてもらえると、上の子も「分かってもらえた」と感じて、自分の思いを言葉で言えるようになっていきますよ。
この記事のおさらい
- 「お兄ちゃんなんだから」を言い続けると、上の子は自分の思いを言わなくなることがある
- 言ってしまうのは、優しい子になってほしいから。自分を責めなくて大丈夫
- 我慢は下の子にも同じルールで教える(順番はジャンケン など)
- 叩いているときや危ないときは、すぐに止める
- 見ていないケンカは、どっちが悪いかを決めない。上の子だけを叱らない
- 泣いている子を落ち着かせてから、2人の話を順番に聞いて、両方の気持ちを言葉にする
- 上の子も寂しい気持ちを持っている。2人だけの時間で「愛されている」と伝える
- 言ってしまった日は寝る前に話を聞き直す。イライラしたら、ケンカと自分の気持ちを分けて考える

