小学生のYouTubeは何時間まで?国の目安とやめない子への対応

ソファでタブレットの動画を見る男の子の横で、父親が壁の時計を見て困った顔をしている場面

小学生のYouTube
何時間まで見せていいの…?

公開日 書いた人:ヒロ

まゆママ
小学生のYouTubeって、何時間までならいいの?決めても「あと1本」でやめなくて…。

どうも、ヒロです。

「何時間まで見せていいのか」が分からないまま、「あと1本」が続いて寝る時間が遅れると、心配になりますよね。

でも、YouTubeの時間は寝る1時間前にやめることを守れば、あとは家ごとに決めて大丈夫なんです。

寝る前に画面の強い光を浴びると、寝つきが悪くなるからなんですね。

この記事では、小学生のYouTubeの時間の目安と決め方・やめないときの対応を紹介します。

時間で区切って泣いてしまった長男の話も交えているので、読んでみてくださいね。

小学生のYouTubeは、1日何時間まで?

小学生のYouTubeの時間の目安(何時間までの決まりは無い・寝る1時間前にはやめる・30分に1回は画面から目を離す)

よその家はどれくらい見せているのか、うちは長すぎないか、気になりますよね。

子どもにとって、YouTubeは面白くて、「もう少しだけ」と言いたくなるものなんです。

なので、何時間までという正解を探すより、国が「最低限」と言っている線から決めると、親も迷わずに済みますよ。

【1】国が決めた「何時間まで」は無い

YouTubeの時間は、使い方で変わるので「何時間までは大丈夫」とは一概に言えないんです。

年齢ごとの時間の目安も、これから国に作ってもらうよう、小児科の医師たちが求めている段階です。

よく見る「1日2時間まで」は、2004年に小児科の医師の会が出した、テレビやゲームも合わせたメディア全体の目安です。

なので、ネットで見かける「1日〇時間まで」は、国が決めた数字ではないんですね。

だからこそ、次の「寝る1時間前」を最低限の線にして、家ごとに決めればいいんです。

ここがポイント
小学生のYouTubeに、国が決めた「何時間まで」の数字はありません。

【2】最低限、寝る1時間前にはやめる

寝る前に、パジャマの男の子がタブレットをリビングの棚に置き、母親が笑顔で見ている場面

最低限守りたいのは、少なくとも寝る1時間前からはデジタル機器を控えることです。

寝る前に強い光を浴びると、眠くなる体の働きが邪魔されて、寝つきが悪くなるからです。

使っている間も、30分に1回は20秒以上、画面から目を離して遠くを見るのが目安です。

子どもには、「1本見終わったら窓の外を見よう」と伝えると分かりやすいですよ。

ここがポイント
最低限、寝る1時間前にはYouTubeをやめましょう。

【3】6〜9歳の平均は、平日1日に約2時間半

6〜9歳の小学生がネットを使う時間は、平日1日に平均で約2時間36分です。

2時間以上使っている子は64.7%で、動画を見ている子は92.0%と一番多いんです。

10歳以上の小学生は、子ども本人が答えた数字で約3時間54分でした。

ただ、これはYouTubeだけでなく、ゲームや勉強も合わせた時間なので、目安の1つとして見てくださいね。

長さで自分を責めるより、まずは寝る1時間前を守って「1日2時間」を1つの目安にすればいいと考えると、気が楽になりますよ。

ここがポイント
6〜9歳の平均は平日1日に約2時間半。長く見ているのは、うちだけではありません。

目安が分かったら、家での決め方を見ていきますね。

YouTubeの時間は、どうやって決める?

何をどう決めればいいのか、迷ってしまいますよね。

子どもは、自分も納得して決めたルールの方が、守ろうという気持ちになりやすいんです。

なので、寝る時刻から終わりの時刻を決めて、子どもと話し合うと、守れるルールになりますよ。

【1】寝る時刻から逆算して、終わりの時刻を決める

YouTubeの終わりの時刻の決め方(小学生は9〜12時間眠る・寝る時刻を決める・その1時間前を終わりにする)

※出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」こども版、文部科学省「1人1台端末の時代となりました ご家庭で気をつけていただきたいこと(保護者用)」

小学生は、1日に9〜12時間眠ることが勧められています。

例えば朝7時に起きるなら、夜9時には寝たいので、YouTubeは夜8時までと決められますよね。

帰ってから長く見すぎるときは、見始める時刻も決めると、1日に見る長さも決まりますよ。

「何分まで」より「何時まで」の方が、毎日同じ時刻で分かりやすいですよ。

ここがポイント
寝る時刻から逆算して、その1時間前を終わりの時刻にしましょう。

【2】子どもと話し合って決める

夕食後の食卓で、男の子が手を挙げて意見を言い、両親がうなずきながら話し合っている場面

ルールは、親が一方的に押しつけるより、話し合って子どもも納得できる形にするのが大切です。

まずは、「なぜ見たいのか」「どうしたいのか」を子どもに聞いてみるところから始めてみてください。

「面白いから」と返ってきたら、「じゃあ、どの動画を見たい?」と、見たい物を一緒に決めるきっかけにしましょう。

ルールはたくさん作るより、「終わりの時刻」のような「これだけは」を決めて、しっかり守る方が続きますよ。

ここがポイント
ルールは、子どもと話し合って、「これだけは」を決めましょう。

【3】宿題を先に済ませてから見る

帰ってすぐにYouTubeを見始めると、宿題が後回しになって、寝る時間まで終わらないことがありますよね。

なので、「宿題が終わったら見ていい」と順番を決めておくのがおすすめです。

先に済ませると、そのあと終わりの時刻まで、気持ちよく見られるようになりますよ。

わが家では、「やること全部終わってから見る方が長く見れるよ」と話すと、長男が自分で「全部終わってから見る」を選びました。

順番が決まると、そのあとの終わりの時刻も守りやすくなります。

ここがポイント
YouTubeは、宿題を済ませてから見る順番にしましょう。

決めたのにやめないときは、理由を知っておくと対応しやすくなります。

子どもがYouTubeをやめないのは、なぜ?

5分で動画をやめた男の子が「まだ見たい」と泣き、父親が背中に手を当てている場面

時間になっても「あと1本」と言われると、またか…と思ってしまいますよね。

子どもにとって、次々に流れてくる動画は、自分でやめどきを見つけにくいものなんです。

なので、1本の動画が終わる所で終われるようにしてあげると、やめどきが分かりやすくなりますよ。

【1】動画は次々に流れて、区切りが無い

YouTubeは、1本終わると次の動画が自動で始まるようになっていますよね。

自動再生のような仕組みは、やめどきを分かりにくくするものとして、小児科の医師たちも問題にしています。

区切りが無いので、子どもは「ここでやめる」というタイミングを見つけにくいんですね。

YouTubeの自動再生は、設定でオフにできるので、切っておくと1本ごとに止まりやすくなります。

ここがポイント
自動再生を切って、1本ごとに止まるようにしましょう。

【2】時間で切ると、見ている途中で終わってしまう

わが家でも長男が年長のころ、「絶対に5分でやめる」と約束したら、約束どおりやめられたけれど「まだ見たい」と泣いてしまったことがありました。

長男は「5分は短いから長い時間にしてほしい」と言いました。

でも、10分でも30分でも、時間で切れば動画の途中で終わることは変わらないんですよね。

ここがポイント
時間で切ると、見ている途中で終わるので、「まだ見たい」になりやすいです。

では、やめないときの対応を見ていきますね。

YouTubeをやめないときは、どうする?

家事をしながらだと、ずっと横で見ていられないですよね。

子どもは、楽しんでいる最中に、すぐに気持ちを切り替えるのが難しいものなんです。

なので、やめる区切りを先に決めておくと、親が横にいない日も少しずつ自分で終われるようになっていきますよ。

【1】見る前に「どの動画を見るか」を一緒に決める

タブレットを持った男の子が指を1本立て、横にしゃがんだ父親が笑顔でうなずいている場面

約束は、見始める前に終わりの時刻までに見終わる動画を、子どもと一緒に選んでおくのがおすすめです。

動画は10分のものから数時間のものまであるので、本数ではなく、終わりの時刻に間に合うかで選びます。

終わりの時刻までに見終わらない長い動画は、その日は選ばずに、時間のある休みの日に回しましょう。

見る動画を先に決めておくと、途中で切らずに終われるので、子どもも納得しやすいですよ。

1本がとても短く次々に流れるショート動画は、見る動画を選べないので、終わりの時刻で区切る方が分かりやすいですよ。

ここがポイント
見始める前に、終わりの時刻までに見終わる動画を一緒に選んでおきましょう。

【2】最後の1本の前に声をかける

最後の1本が始まる前に、「これが最後の1本だよ」と声をかけてあげてくださいね。

家事の手が離せない日は、台所からの一声でも大丈夫です。

子どもはすぐには切り替えられないので、前もって知らせておくと、気持ちの準備ができます。

ここがポイント
最後の1本の前に、「これが最後の1本だよ」と声をかけましょう。

【3】寝室には持ち込まない

タブレットやスマホは、寝室に持ち込まずに、電源を切って別の部屋に置いておきましょう。

寝そべって見ると、画面が近くなって光を浴びやすく、寝つきや眠りが悪くなるからです。

テレビで見ている家も、寝る1時間前には電源を切るようにしましょう。

ここがポイント
タブレットやスマホは、寝室に持ち込まずに別の部屋に置きましょう。

それでも約束を守らないときは、どうすればいいのでしょうか。

約束を守らない・取り上げると怒るときは?

タブレットを棚に置いたあと、男の子と父親が床でブロックを組み立てて遊んでいる場面

約束を守らないので取り上げたら、泣いて怒られた…ということもありますよね。

子どもにとって、楽しみにしていた動画を急に取り上げられるのは、とても悲しいことなんです。

なので、取り上げた日も自分を責めずに、次の約束を一緒に作り直すと、親子とも気持ちを切り替えられますよ。

【1】取り上げてしまった日も、約束を作り直せば大丈夫

取り上げて泣かれてしまった日も、自分を責めなくて大丈夫です。

落ち着いたら、見る動画を先に決める・見始める時刻を宿題の後にするなど、約束の作り方を子どもと一緒に変えてみてくださいね。

一緒に作り直した約束なら、子どもも次は守ろうという気持ちになりやすいですよ。

約束を守らないときの伝え方は、約束を守らない子への伝え方にもまとめています。

ここがポイント
取り上げてしまった日も、次の約束を子どもと一緒に作り直しましょう。

【2】やめた後にすることを、一緒に決めておく

YouTubeをやめたあと、「やることがない」と言ってまた見たくなる子もいますよね。

なので、「見終わったらお風呂」「終わったらブロックで遊ぶ」のように、やめた後にすることを決めておくと切り替えやすくなります。

ここがポイント
やめた後にすることを、子どもと一緒に決めておきましょう。

まとめ

最初の一歩

まずは今夜、寝る時刻から終わりの時刻を決めて、最後の1本の前に「これが最後の1本だよ」と声をかけてみてくださいね。

続けるとこうなる

区切りで終われるようになると、子どもも自分でやめられる日が増えて、寝る時間も守れるようになりますよ。

この記事のおさらい

  • 小学生のYouTubeに、国が決めた「何時間まで」の数字は無い
  • 最低限、寝る1時間前にはやめる。30分に1回は画面から目を離す
  • 6〜9歳の平均は、ネット全体で平日1日に約2時間半
  • 寝る時刻から逆算して、その1時間前を終わりの時刻にする
  • ルールは子どもと話し合って、「これだけは」を決める。宿題は先に
  • YouTubeは次々に流れて、やめどきが分かりにくい。時間で切ると途中で終わる
  • 見始める前に、終わりの時刻までに見終わる動画を一緒に選ぶ。最後の1本の前に「これが最後の1本だよ」と声をかける
  • 寝室には持ち込まない
  • 取り上げてしまった日も、約束を作り直せば大丈夫。やめた後にすることを決めておく

情報元

  1. 文部科学省「1人1台端末の時代となりました ご家庭で気をつけていただきたいこと(保護者用)」
  2. 日本小児科医会「インターネット環境における青少年の健全な成育に向けた政策提言」
  3. 日本小児科医会「「子どもとメディア」の問題に対する提言」(2004年)
  4. こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(概要)」
  5. 岡山県教育委員会「家庭でルールをつくりましょう」
  6. 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」こども版
  7. 福井県「家庭のインターネット利用のルール、どうやって作る?どう守る?」
  8. こども家庭庁「体罰等によらない子育てのために」