約束を守らない子どもにイライラ…怒鳴らずに守れる約束の作り方

約束を守らない
何度言ってもイライラ…
公開日 書いた人:ヒロ
まゆママどうも、ヒロです。
「ゲームは30分ね」と約束したのに、時間になっても「この試合が終わったら」とやめないと、つい声が大きくなってしまうこともあるかもしれません。
でも、約束は始める前に「どこで終わるか」を子どもに選ばせると、守れる日が増えていくんです。
小学校1・2年生のころは、まだ自分の気持ちが先に出やすく、守る力も育っている途中なんですね。
この記事では、子どもが約束を守らない理由と、守れる約束の作り方・イライラしたときの静め方を紹介します。
「約束破るのは嫌」と言っていた長男に、わが家で選ばせ直した話も交えているので、読んでみてくださいね。
子どもが約束を守らないのは、なぜ?
「分かった」と言ったのに守らないと、ふざけているのかと思いたくなりますよね。
ゲームだけでなく、宿題や帰る時間の約束でも同じことが起きますよね。
でも子どもは、守らないといけないと分かっていても、やりたい気持ちに負けてしまうことがあるんです。
なので、まずは守れない3つの理由を知っておくと、怒る前にひと息つけるようになりますよ。
【1】年長〜低学年は、きまりを守る力がまだ育っている途中
きまりを守る力は、初めから身に付いているものではなく、毎日の生活の中で少しずつ育っていくものです。
年長の後半になると、自分の気持ちを調整しながら、きまりを守ろうとする姿が見え始めます。
ただ、小学校1・2年生のころは、まだ自分中心に考えやすく、周りが見えなくなることも少なくない時期なんですね。
ここがポイント【2】「分かった」と言っても、気持ちが先に出る

子どもが言うことを聞かないときは、「イヤだ」という気持ちや、子どもなりの考えがあるものです。
わが家の長男も、年長のころに「約束破るのは嫌」と言っていました。
それでも、「3分後にやる」と自分で約束したのに、3分たつと走って逃げてお風呂場に隠れたことがあります。
後で聞くと、「ちょっと嫌だったから逃げた」と教えてくれました。
そのあとは、自分からお母さんと一緒に、約束していたことを始めていました。
ここがポイント【3】時計の時間は、小学校で習っている途中
小学校では、時計の読み方を1年生、「何分たったか」の計算を3年生で習います。
なので、年長〜低学年の子にとって、「あと10分」がどのくらいの長さなのかは、まだ分かりにくいんですね。
ここがポイント守れない理由が分かったら、守れる約束の作り方を見ていきますね。
守れる約束は、どう作る?
タイマーも予定表も試したのに、守ってくれないと困ってしまいますよね。
タイマーが鳴っても、試合の途中だとやめにくいのは、子どもがすぐに気持ちを切り替えるのが難しいからなんです。
なので、切り替えやすい区切りで、子どもが自分で選んだ約束にすると、守れる日が少しずつ増えていきますよ。
【1】時間より「キリのいい所」で決める

ゲームの試合や動画の途中で時間が来ると、「まだ見たい」「ここまでやりたい」となってしまうのは自然なことです。
子どもからすると、「もう少しでキリがいいのに」という所で止められるのは、とても嫌なものなんです。
なので、始める前に「この試合が終わったら置く」と、終わる区切りを決めておくのがおすすめです。
試合の無いゲームなら、「このステージが終わったら」「セーブしたら」のように、そのゲームの区切りで決めましょう。
「もう1試合」と言われたら、「約束はこの試合までだったね」と、決めた区切りだけを短く伝えます。
ここがポイント【2】2つから子どもに選ばせる
約束は、子どもの気持ちに耳を傾けながら、どうしたらいいかを一緒に考えるのが大切です。
例えば、ゲームを始める前に「あと1試合と2試合、どっちで終わりにする?」と、終わりの区切りを2つから選ばせてみてくださいね。
自分で選んだ区切りなので、子どもも「自分で決めたこと」として守ろうとしやすくなります。
「どっちも嫌」と言われたら、「じゃあ、どこで終わりにしたい?」と子どもに区切りを言ってもらうのも1つの手です。
やること自体を嫌がる日は、中身を選び直させるのもいいですよ。
わが家では、約束していた木琴の練習を長男が「面倒」と嫌がった日に、無理にやらせずに「じゃあ日記はやるの?」と選び直させました。
すると、自分で日記を選んで、その日の分を最後までできたんです。
ここがポイント【3】約束は1つずつ、何をするかで伝える
約束は、「ゲームも宿題も片付けも」と一度に言わずに、今することを1つだけにしましょう。
伝えるときは、「ダメ」よりも「何をするか」を具体的に言うと伝わりやすくなります。
例えば、「ゲームばかりしないで」より、「この試合が終わったら、ゲームを棚に置こうね」と言う方が、次にすることが分かりますよね。
ここがポイント【4】3年生くらいからは、一緒にルールを決める
3・4年生のころになると、自分たちで決めたことを大切にしようとするようになります。
なので3年生くらいからは、親が決めたルールを渡すより子どもと話し合って一緒に決めると、守る気持ちが育ちやすいですよ。
ここがポイントそれでも守れなかったときの伝え方も、見ていきますね。
約束を守らなかったときは、どう伝える?

時間になってもやめないと、遠くから「いつまでやってるの!」と言ってしまうこともあるかもしれません。
でも子どもは、怒鳴られると怖くてその場だけ言うことを聞いても、どうすればいいかを自分で学んでいるわけではないんです。
なので、近くに行って、落ち着いた声で伝えると、子どもも自分で考えて動けるようになりますよ。
【1】近くに行って、落ち着いた声で「次に何をするか」を言う
伝えるときは、子どもの近くに行って、落ち着いた声で何をすればいいかを具体的に言ってみてくださいね。
近くで静かに言われると、子どもも怖がらずに、次にすることに気持ちを向けやすくなります。
例えば、「約束の試合が終わったね。次はお風呂だよ」と、次にすることだけを短く伝えます。
ここがポイント【2】すぐに切り替えられないときは、少し待つ
「約束はこの試合までだったね」と伝えてもすぐにやめられないときは、そばで少し待つと、子どもの気持ちが変わることがあります。
待てないときは、親も一緒に立ち上がって場所を変えると、気持ちを切り替えやすくなりますよ。
ここがポイント【3】守れたときは、すぐに具体的に褒める
約束を守れたときは、「試合が終わってすぐ置けたね」と、何が良かったかを具体的に褒めてあげてくださいね。
何が良かったかが分かると、子どもも次に同じことをしようと思えます。
すぐに褒めるのが一番ですが、寝る前の落ち着いた時間に伝えても大丈夫です。
ここがポイント罰を与えた方がいいのか迷う人も多いので、次で見ていきますね。
罰や取り上げは、してもいい?
何度言っても守らないと、ゲームを取り上げたり、罰を考えたりしたくなりますよね。
子どもは、取り上げられたあと「次はどうすればいいのか」が分からず、不安なままになってしまうことがあるんです。
なので、取り上げは体罰ではありませんが、取り上げるより次の約束を一緒に作り直す方が、子どもも次から守りやすくなりますよ。
【1】取り上げてしまった日は、約束を作り直すきっかけにする

ゲームを取り上げることは、体罰の例には入っていません。
なので、もう取り上げて泣かれてしまった日も、自分を責めなくて大丈夫です。
落ち着いたら、「明日はどこで終わりにする?」と、次の約束を一緒に決め直してみてくださいね。
自分で決め直した約束なら、子どもも次は守ろうという気持ちになりやすいですよ。
ここがポイント【2】夕ご飯を与えない・叩くは、体罰になる
しつけのつもりでも、体に苦痛を与えたり、不快にさせたりする罰は軽くても体罰として法律で禁止されています。
例えば、「宿題をしなかったので、夕ご飯を与えなかった」も体罰の例として挙げられているんです。
ここがポイント最後に、親のイライラの静め方です。
約束を守らない子にイライラしたら、どうする?

毎日同じことで怒鳴ってしまうと、自分が嫌になってしまいますよね。
でも、子どもにイライラするのは子育て中の多くの親が経験することなので、大丈夫です。
それに子どもも、親がニコニコしていると嬉しくて、頑張ろうと思っているものなんです。
なので、怒鳴る前に気持ちを落ち着ける手を1つ持っておくと、親も少し楽になりますよ。
【1】怒鳴る前に、ゆっくり5秒数える
イライラしたら、深呼吸をして、ゆっくり5秒数えてみるのがおすすめです。
窓を開けて風に当たるだけでも、気持ちが少し落ち着くことがありますよ。
ここがポイント【2】その場を少し離れる
親も子どもも冷静になれないときは、親が隣の部屋など子どもの声が聞こえる所に移って、少し距離を取るのも1つの方法です。
お互いに落ち着く時間の目安は、子どもの年齢×1分で、6歳なら6分くらいです。
離れている間も、子どもの安全には十分気を付けてくださいね。
ここがポイント【3】怒鳴ってしまった日は、寝る前に伝え直す
それでも怒鳴ってしまう日は、ありますよね。
そんな日は、寝る前の落ち着いた時間に「さっきは大きな声を出してごめんね。明日は一緒に区切りを決めようね」と伝え直してみてくださいね。
伝え直してもらえると、子どもも「嫌われたわけじゃない」と安心できます。
ここがポイント【4】イライラが続いてつらいときは、相談していい
イライラは、温度計のように少しずつ上がっていくものです。
100℃まで上がってしまうと冷ますのが難しくなるので、50〜60℃くらいのうちに休む時間を作れるといいですね。
それでもイライラが続いてつらいときは、誰かに相談していいんです。
こども家庭庁の「親子のための相談LINE」では、子育てや親子の悩みを、名前を出さずに相談できます。
LINEの受付時間は地域ごとに違うので、お住まいの地域の時間を確かめてくださいね。
電話なら、児童相談所の相談専用ダイヤル「0120-189-783」に無料でかけられます。
児童相談所は、虐待の相談だけでなく、子育ての悩みも受け付けています。
ここがポイントまとめ
- 約束を守れないのは悪気があるからではなく、きまりを守る力がまだ育っている途中だから
- 「分かった」と言っても、やりたい気持ちが先に出ることがある
- 時計の読み方は1年生、「何分たったか」は3年生で習う。「あと10分」だけで約束しない
- 約束は、始める前に「この試合が終わったら置く」のようにキリのいい所で決める
- 「あと1試合と2試合、どっちで終わりにする?」と2つから選ばせて、自分で決めた約束にする
- 約束は1つずつ、「次に何をするか」が分かる言葉で伝える。3年生くらいからは一緒に決める
- 守らなかったときは、近くで落ち着いた声で伝え、すぐやめられなければ少し待つ。守れたら具体的に褒める
- 取り上げてしまった日は、約束を作り直すきっかけにする。夕ご飯を抜く・叩くなどの罰は体罰
- イライラしたら5秒数える・少し離れる。怒鳴ってしまった日は寝る前に伝え直す
- イライラが続いてつらいときは、相談していい
まずは今夜、ゲームを始める前に「あと1試合と2試合、どっちで終わりにする?」と聞いて、約束を決め直してみてくださいね。
自分で決めた約束なら、子どもも守れる日が少しずつ増えて、親も怒鳴らずに済む日が増えていきますよ。