小1の行き渋り、どう対応する?受け止めても動かない朝の後押し

小1の行き渋り
受け止めても動かない朝に
更新日 公開日 書いた人:ヒロ
まゆママどうも、ヒロです。
毎朝「行きたくない」で大喧嘩だと、うんざりしちゃいますよね。
子どもに寄り添おうと思っても、朝にそんな余裕ないし。
でも実は、長く寄り添わなくても、一言受け止めて小さな一歩を選ばせるだけで動き出せることがあるんです。
行き渋りの初めは、「できることからやってみよう」と声をかける後押しで、学校に行ける時期なんですね。うちの長男も、朝やる順番を自分で決めさせたら、すんなり動けました。
この記事では、朝の場面ごとの声かけと、登校班に間に合わない朝の動き方を紹介します。
明日の朝から使える、怒らずに送り出す声かけが分かるので、読んでみてくださいね。
小1の行き渋りは、どう対応すればいい?
小1の行き渋りは、入学したばかりの子によくあることなので、まずは慌てなくて大丈夫です。いつまで続くかは子どもによって違いますが、学校に慣れるにつれて落ち着いていく子もいます。
小1の子は、不安な気持ちをうまく言葉にできないことが多いんです。
だから、「行きたくないんだね」と一言受け止めたら、あとは小さな一歩を親が後押ししてあげれば十分なんです。
【1】一言受け止めたら、すぐ小さな一歩を選ばせる
まゆママ
フク子どもは気持ちを受け入れてもらうと、安心して動き出す元気が出てくるもんなんですね。
ただ朝は元気が出るまで待てないので、受け止めは「行きたくないんだね」の一言にして次の一歩に進んで大丈夫です。
行き渋りの初めのころは、親の後押しで学校に行ける時期なんです。
「早く行きなさい」より「できることからやってみよう」のほうが、子どもは「全部やらなくていいんだ」とほっとできるんですね。

「右と左、どっちの靴からはく?」と小さな一歩を1つだけ選ばせてみると、「言われてやる」より「自分で決める」ほうが、子どもはずっと動けるんです。
1つできたら「はけたね」と一緒に喜ぶだけで、子どもは認められていると感じて、それが自信につながるんです。
それでも集合時間に間に合わない朝は、班には先に行ってもらい、あとから親が送る方法もあります。
ここがポイント【2】今朝は行かせる?休ませる?の目安
後押ししても動けない朝は、「今朝は行かせていいの?」と迷いますよね。
とはいえ、仕事があると簡単には休ませられないですよね。
子ども自身も体や気持ちの変化をうまく言えないので、親が様子を見て決めることになります。
迷ったら、次の3つのどれに近いかを見ると、すぐに決められます。
※出典:所沢市教育委員会「お子さんが『学校に行きたくない』と言ったら 不登校相談・支援ガイド」、江戸川区教育委員会「体に現れる不登校」
痛みはないけれど動けない朝は、小さな一歩で後押しし、間に合わなければ親が送っていけば大丈夫です。
休ませるのは、お腹や頭が痛くて本当につらそうな朝だけで大丈夫です。その日は家でほっとさせると、元気を取り戻しやすいんです。
渋る朝が何日も続くなら、休んでいなくても担任の先生に伝えておくと、学校でも気にかけてもらえます。
連絡帳に一言書くか、電話で「最近、朝に行き渋っていて」と伝えるだけで大丈夫です。
ここがポイントでは、受け止めても動かない「行きたくない」の中には、どんな気持ちがあるのでしょうか。
「行きたくない」とき、子どもはどんな気持ち?
小1の「行きたくない」の中には、さみしい・疲れた・怖いなど、いくつかの気持ちがあります。
中でもいちばんよく聞くのは、「ママと離れたくない」「一緒に来て」という声です。
【1】ママと離れるのがさみしい

まゆママ
フクだから、ママから離れられなくても、心配しすぎなくて大丈夫なんです。
とくに下の子がまだ保育園だと、「自分だけ離される」と感じてさみしくなる子もいるんです。朝の「頑張ってね」も、さみしい子には「一人で行きなさい」に聞こえることがあります。
さみしい気持ちは、「さみしいんだね」と言葉にしてあげると、子どもは受け止めてもらえたと感じて少し前向きになれるんです。
そして、帰ってからの短い時間をその子だけのために使うと、「ちゃんと見てもらえている」と安心できるんです。
ここがポイント【2】「つまらない」「疲れた」:新しい毎日に疲れている
「つまらない」「疲れた」と言われると、学校が合わないのかなと心配になりますよね。
小学校では、時間で区切られた授業を教室の席で受けるのが中心になります。
保育園の「遊びの中で学ぶ」毎日からの大きな変化なので、子どもは体も心も疲れやすいんですね。
子どもからは、「1時間の授業が長い」「勉強ばっかり」という声もよく出てきます。
まずは「つまらなかったんだね」「疲れたね」と言葉をそのまま返してあげると、子どもはそれ以上説明しなくていいとほっとするんです。

小学生の睡眠は9〜12時間が目安なので、疲れている日はいつもより早く寝かせてあげたいですね。
ここがポイント【3】「怖い」と言う:何があったかを聞く
「怖い」と言われると、学校で何かあったのかなと心配になりますよね。
小1の「怖い」の中身で多いのは、「給食が食べられなかったらどうしよう」「どなる先生が怖い」「うまくできなかったらどうしよう」という不安です。
友だちや勉強など、理由がはっきりしているときは、学校に相談していいんです。
まずは「怖かったんだね」と受け止めてから「何が怖かった?」と聞いてみると、怒られないと分かって少しずつ話してくれますよ。

不安が分かったら、1つずつ小さくしていけばいいんです。例えば、テストが不安な子と家で一緒に勉強したら、安心してまた毎日通えるようになった家もあります。
先生や友だちの名前が出たり「怖い」が何日も続いたりしたら、担任の先生に伝えると学校でも気にかけてもらえます。
ここがポイント【4】理由が自分でも分からない
まゆママ
フク理由を聞いても「なんとなく」「なんか嫌」としか言えない子は、とても多いんです。
行き渋りの理由は1つではなく、いくつも重なっていることが多いんです。
「なんで?」と何度も聞かれると、子どもは責められているように感じて、ますます言えなくなってしまいます。
だから、理由は朝に問いつめず、夜の落ち着いた時間に聞くくらいでちょうどいいんです。

うちでは、「なんか嫌なことあった?」と聞いても答えなかったのに、「お父さんができることなら手伝うよ」と足したら、話してくれたことがありました。
長男は「眠い?」「お友だち?」「勉強?」と選べる形で聞くと、答えてくれることが多かったんです。
それでも話さないときは、「話したくなったら聞くよ」と伝えて、そばにいるだけでいいんです。
ここがポイント【5】お腹や頭が痛いと言う

まゆママ
フクうまく言えない気持ちが、声にならないSOSとして体に出ていることがあるんですね。
朝ごはんが急に減ったり「食べられない」と言ったりするのも、同じサインのことがあります。
痛いと言いながらも動ける朝は、「痛いんだね」と受け止めてから送り出してあげると、疑われなかったことで子どもの気持ちが軽くなるんです。
毎朝のように続くときや様子がいつもと違うときは、小児科で診てもらうと親も安心です。担任の先生にも伝えておくと、学校でも様子を見てもらえます。
ここがポイント気持ちの出方は、行き渋りが始まった時期によっても変わります。
入学してすぐと休み明けで、気持ちは変わる
行き渋りは、入学してすぐの時期と、GWや夏休みなどの休み明けに起きやすいんです。
※出典:茨城県教育委員会「スタートカリキュラムって何だろう?—小学校入学前後のお子さんをもつ保護者の方へ—」、広島県教育委員会「冬季休業中における児童生徒の指導等生徒指導の充実について(通知)」
時期によって子どもの気持ちが少し違うので、声のかけ方を変えると届きやすくなりますよ。
【1】入学してすぐ:期待と不安がまじっている
入学してすぐに渋られると、この先大丈夫かなと不安になりますよね。
でも、入学してすぐの子どもは、「楽しみ」と「不安」の両方を抱えているんです。
小学校でも、45分の授業を入学してしばらくは10〜15分ずつに区切って少しずつ慣らしています。
家でも「できた?」と聞くより「今日はどんなことがあった?」と聞くほうが、楽しかったことを話しやすいんです。
もし不安な話が出てきたら、「それは心配だったね」と一緒に受け止めることも大切です。
学校でさえ慣れる時間をとっているので、すぐに慣れなくて当たり前なんです。
ここがポイント【2】GWや夏休みなどの休み明け
1学期は行けていたのに、休み明けに急に渋られると驚きますよね。
長い休みのあとは、生活のリズムの乱れと、学校が始まる不安が重なりやすいんです。
休みのあとの子どもは、体調や生活リズムが戻らず、なんとなくだるいと感じていることもあるんです。
うちでも長男が保育園のころ、旅行から帰った次の朝は、弟と2人そろって行きたくない空気でいっぱいでした。
次の長い休みからは、休みの最後の2〜3日で起きる時間と寝る時間を学校の日に戻しておくと、休み明けの朝も起きやすくなります。
もう休みが明けてしまったなら、今夜から寝る時間を少しずつ早めるだけでも、朝の体がだんだん楽になっていきます。
リズムが戻るまでには少し時間がかかるものなので、焦らなくて大丈夫ですよ。
ここがポイント時期が分かったら、次は朝の場面ごとに、どう声をかけるかを見ていきましょう。
起きたとき・着替え・玄関、朝の場面ごとの声かけ
朝の行き渋りは、起きたとき・着替え・玄関の3つの場面で出やすいんです。
うちは集団登校で親が学校までついて行かないので、渋るのはいつも家を出るまでの間です。
子ども自身も、気持ちの変化をうまく言葉にできないので、渋る気持ちがこうした場面で出てくるんですね。
【1】起きたとき:布団から出てこない

布団にもぐられると、時計ばかり気になって焦りますよね。
睡眠が足りない日が続くと、子どもは気持ちが沈みやすくなるんです。
そんなときは、「起きなさい」より先に「朝はつらいよね」とそっと声をかけると、子どもは「分かってもらえた」と少しほっとします。
それでも出てこないときは、「カーテンを開けてから起きる?お茶を飲んでから起きる?」と選ばせてみるのも1つの手です。うちの長男も、自分で決めたことだと動きが早かったんです。
起きにくい朝が何日も続くなら、前の日の寝る時間を見直すのも1つの方法です。
ここがポイント【2】着替え:パジャマのまま止まっている

何度「早く」と言っても、パジャマのまま進まない朝、ありますよね。
うちの長男は、「やること」と言われると、「やらされる」と感じるようでした。
そんなときは「早く着替えて」より「シャツとズボン、どっちから着る?」と聞くと、「やらされる」感じが少し薄れるんです。
うちでは、前の日の夜に朝やることを紙に書き出して順番を長男に決めさせたら、次の朝は驚くほどすんなり進んだんです。
保育園のころには、小さな失敗のあとにグジグジして着替えない日もありました。
グジグジしているときは、子ども自身も失敗を引きずって、どう切りかえればいいか分からないんですよね。
そこで「失敗したのと、グジグジしてるの、どっちが嫌?」と聞くと、長男は「グジグジ」と答えて自分から着替え始めたんです。
「グジグジは嫌」と自分で選べたことで、気持ちを切りかえられたんだと思います。
ここがポイント【3】玄関:靴をはかずに座りこむ

玄関まで来たのに座りこまれると、こちらが泣きたくなりますよね。
親と離れにくいのは普通の段階なので、家を出る玄関で、そのさみしさが出てくる子もいるんです。
そんなときは、目の高さを合わせて少しだけぎゅっとすると、子どもは「ママはちゃんといる」と思えて離れる準備ができるんです。
「帰ってきたら、一緒に〇〇しようね」と帰ってからの楽しみを1つ伝えるのもおすすめです。
それでも座りこんだままなら、「集合場所まで一緒に行こうか」と誘ってみましょう。一人で行くのが不安なだけの子は、これで立ち上がれることもあります。
ここがポイント玄関まで行けても、登校班の時間に間に合わない朝もありますよね。
間に合わない朝・休ませる日は、どうする?
間に合わない朝は、班に先に行ってもらって親が送れば大丈夫です。休ませる日も生活のリズムを保っておけば、次の日に慌てずに済みます。
【1】登校班には先に行ってもらい、あとから親が送る
集合場所でみんなを待たせていると思うと、焦りますよね。
ネットの相談を見ると、集合場所でママと離れるのがさみしくて、班に入れない子もいるんです。
だから、間に合わない朝や班に入れない朝は、班に先に行ってもらうと親子とも焦らずに済みます。

その朝は、集合場所の班長さんか見守りの大人に、「今日はあとから送るので、先に行ってください」と一言伝えます。
集合場所まで行けないときは、同じ班の親に連絡して伝えてもらうと、班のみんなを待たせずに済みます。
そのあと、学校に遅れる連絡をしてから、親が学校まで送っていきます。
遅れるときの連絡のしかたは、学校ごとに決まっています。
例えば、朝の決まった時刻までは連絡用のアプリ、それより後は電話、と決めている小学校もあります。
ここがポイント【2】送っていくなら、校門で先生にバトンタッチする
送っていっても、校門で泣かれると、どうしていいか分からなくなりますよね。
親と一緒に登校して、校門で担任の先生に迎えてもらうところから始めた小1の子もいます。
その子は、学校に安心できる場所ができると、親と離れるまでの時間が短くなったそうです。
校門で泣いていても、親の姿が見えなくなると泣きやむ子が多いんです。「あと少しだけね」と親が残るほど、かえって離れにくくなることもあります。
前もって担任の先生に「校門まで送ります」と相談しておくと、校門で先生に迎えてもらいやすくなります。
校門では「行ってらっしゃい、待ってるね」と短く伝えて先生に任せると、子どもも気持ちを切りかえやすいんです。
渋る朝が続いているなら、送り方も担任の先生と一緒に考えていけます。
ここがポイント【3】休ませた日の過ごし方
休ませると、このまま休みぐせがついたらどうしようと不安になりますよね。
でも、1日休んだだけで、ずっと行けなくなるわけではありません。
休ませた日は、家でほっとできることが、子どもが元気を取り戻す時間になるんです。

ただ、起きる時間や食事の時間を学校の日と同じにしておくと、次の日も学校に戻りやすくなります。
休みぐせが心配なときは、学校の時間は家でも勉強や本を読む時間にしてみましょう。家で過ごすうちに、「学校のほうが楽しい」と気づく子もいるんです。
休みが2〜3日続くときは、登校のしかたを学校と相談すると、無理のない戻り方を一緒に考えてもらえます。
ここがポイント【4】付き添いや仕事のことは、先生に相談していい
まゆママ
フク付き添いがいつまで要るかは子どもによって違い、2学期ごろに落ち着いた家もあります。
付き添うときも校門までにして、そこから先は先生に任せると、子どもも学校で過ごす力をつけていけます。
仕事がある朝は、「送れる日は親、無理な日は家族」と前の晩に決めておくと、朝に慌てずに済みます。送れない朝のことは、先に担任の先生に話しておくと動き方を一緒に決めておけます。
学校の中なら保健室の先生やスクールカウンセラー、学校の外なら市の教育相談室にも相談できます。
※出典:福井県「一人で登校できず、親から離れられないときどうする?」、東京都教育委員会「登校しぶりを長期化させないための校内別室での対応」、文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」
市の教育相談室は、住んでいる市や町のホームページで「教育相談」と探すと見つかります。
夜や休日に話を聞いてほしいときは、24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)に、親からも電話できます。
ここがポイント最後に、行き渋りの朝を乗りきる親の気持ちの持ち方を紹介しますね。
行き渋りの朝、親が楽になる考え方
毎朝の「行きたくない」が続くと、親のほうが先に疲れてしまいますよね。
正直、うちも渋られた朝は、それだけでぐったりします。でも、家は「ほっとできる場所」でいいし、怒ってしまった朝も夜に受け止め直せば大丈夫なんです。
【1】家は「ほっとできる場所」でいい
子どもにとって、家でほっとできることが、学校でがんばる力のもとになるんです。
焦らず肩の力を抜いて、まずは子どもの気持ちを受け止めるだけで大丈夫です。
だから、朝に送り出せなかった日や休ませた日も、「家ではちゃんと受け止めてあげられた」と考えていいんです。
ここがポイント【2】朝に怒ってしまっても、夜に受け止め直せばいい
まゆママ
フク朝に強く言われた子は、「ごめんなさい、明日は行くから」と泣いて、自分が悪いと思いこんでしまうこともあるんです。
子どもが話せないときは、話したくなったときに聴いてあげればいいんです。
夜に「朝は怒ってごめんね。行きたくなかったんだよね」と声をかけるだけで、子どもの中の「怒られた朝」が「分かってもらえた日」に変わることもあるんです。

朝の1回で全部が決まるわけではないので、怒った自分を責め続けなくていいんです。
ここがポイントまとめ
- 小1の行き渋りは、入学したばかりの子によくあること
- 「行きたくないんだね」と一言受け止めたら、すぐ小さな一歩を選べる形で後押しする
- 痛みがなければ送り出し、間に合わなければ親が送る。休ませるのは本当につらそうな朝だけ
- 1日休んでも、ずっと行けなくなるわけではない。休んだ日も起きる時間は学校の日と同じに
- 「行きたくない」には、さみしい・疲れた・怖い・理由が分からない、などの気持ちがある
- 入学してすぐは期待と不安、休み明けは生活のリズムに目を向ける
- 起きたとき・着替え・玄関では、「どっちから?」と選べる形で声をかける
- 登校班に間に合わない朝は、班長さんに一言伝えて先に行ってもらい、学校に連絡してから送る
- 渋る朝が続いたら、休んでいなくても担任の先生に様子を伝える
- 家は「ほっとできる場所」でいい。朝に怒ってしまっても、夜に受け止め直せば大丈夫
まずは明日の朝、「行きたくないんだね」と受け止めてから小さな一歩を1つ選ばせるところから始めてみませんか。
渋る朝が何日も続いているなら、連絡帳か電話で担任の先生に伝えておくと、学校でも見守ってもらえます。
受け止めたあとの一歩が分かると、怒らずに送り出せる朝が少しずつ増えていきますよ。
情報元
- 茨城県教育委員会「スタートカリキュラムって何だろう?—小学校入学前後のお子さんをもつ保護者の方へ—」
- 福井県「一人で登校できず、親から離れられないときどうする?」
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