3歳が約束を守らないのは普通?帰らない・泣くときの声かけ

滑り台にしがみつく男の子と母親

3歳が約束を守らない
あと1回が終わらない…

公開日 書いた人:ヒロ

まゆママ
「あと1回で帰るよ」って約束したのに、3歳の息子が全然帰らない…。約束って分かってないのかな?

どうも、ヒロです。

「あと1回ね」と言っても公園から帰らず泣く子を抱えて帰る毎日だと、周りの目も気になって疲れてしまいますよね。

でも、3歳が約束を守らないのは普通のことで、公園に着いたときに回数を決めて一緒に数えると帰りやすくなるんです。

3〜4歳は「約束」という言葉は使えても、「約束は守るもの」とはまだ分かっていないんですね。

この記事では、3歳・4歳が約束を守らない理由と、帰らないときや泣くときの声かけを紹介します。

周りの目が気になるときや園で「切り替えが苦手」と言われたときのことも書いているので、読んでみてくださいね。

3歳・4歳が約束を守らないのは、普通?

年齢で変わる約束の分かり方

「うちの子だけ、約束が分かっていないのかな」と心配になることもあるかもしれません。

でも、3歳ごろの子どもは「もっと遊びたい」という気持ちを自分で抑えるのが難しいんです。

なので、「まだ守れなくて普通」と知っておくと、親も焦らずに向き合えるようになりますよ。

【1】3〜4歳は、「約束は守るもの」とまだ分かっていない

砂場で遊び続ける男の子と見守る母親

3〜4歳になると、「約束」という言葉は使えるようになっていきます。

でも、「約束は守るもの」と分かり始めるのは、5歳ごろなんですね。

3〜4歳では、守るかどうかがそのときの「やりたい」気持ちで決まりやすいんです。

ここがポイント
3〜4歳は「約束は守るもの」とまだ分かっていないので、守れなくて普通なんです。

【2】我慢する力は、3〜6歳でゆっくり育つ

3〜4歳は「自分でやりたい」という気持ちが育っている時期です。

一方で、気持ちを我慢する力は3〜6歳にかけてゆっくり育っていくものです。

3歳をすぎると、少しずつ「我慢」ができるようになってくるので、焦らなくて大丈夫ですよ。

ここがポイント
我慢する力は3〜6歳でゆっくり育ちます。今できなくても大丈夫です。

【3】園で「切り替えが苦手」と言われたら

園の先生に言われると、うちの子だけなのかと心配になりますよね。

でも、3歳ごろは思い通りにいかない気持ちを自分で切り替えるのが難しい時期なので、珍しくないんです。

それでも気になるときは、園の先生や保健センターに相談すると、家での関わり方を一緒に考えてもらえます。

ここがポイント
3歳で切り替えが難しいのは珍しくありません。気になるときは園の先生や保健センターに相談しましょう。

では、公園から帰らないときは、どう約束すればいいのでしょうか。

公園から帰らない・やめないときは、どう約束する?

3〜4歳に伝わる約束の仕方

「あと1回ね」が何回も続いて、最後は抱えて帰る…という日もありますよね。

子どもにとっては遊びの途中で急に言われる「あと1回」は、終わりがいつ来るのか分かりにくいんです。

なので、何をしたら終わりかを目に見える形で約束すると、子どもも次に移りやすくなりますよ。

【1】「後で」ではなく「滑り台を3回したら」と具体的に

滑り台の回数を約束する親子

「あと1回」は遊びに夢中なときに急に言われるので、子どもには突然の終わりに感じやすいんです。

なので、公園に着いたときに先に「滑り台を3回したら帰ろうね」と決めておくのがおすすめです。

滑るたびに「1回目」「2回目」と指で一緒に数えると、子どもにも終わりが見えてきますよ。

ここがポイント
公園に着いたら先に回数を決めて、指で一緒に数えましょう。

【2】まず気持ちを言葉にしてから、次にすることを伝える

帰るのを嫌がるときの声かけ

3回が終わっても「もう1回」と言われたら、まず「まだ遊びたいんだね」と子どもの気持ちを言葉にしてあげるのが大切です。

そのうえで、「帰ったらお風呂でアヒルさんと遊ぼう」と次にすることを伝えてみてくださいね。

気持ちを分かってもらえると、子どもも次のことに目を向けやすくなります。

ここがポイント
帰るのを嫌がる子には、まず気持ちを言葉にしてから、次にすることを伝えましょう。

【3】たっぷり遊べると、次に移りやすい

たっぷり遊んで満足すると、次にすることも楽しみになるんですね。

なので、時間に余裕がある日は、遊べる時間を先に長めに取っておくのもおすすめです。

時間が無い日も、着いたときに回数を決めておけば大丈夫ですよ。

ここがポイント
時間がある日は長めに遊び、時間が無い日は着いたときに回数を決めましょう。

それでも、終わりの時間に泣いてしまうこともありますよね。

終わりの時間に泣く・癇癪のときは?

泣き出した男の子を抱きしめる父親

約束どおり終わらせたのに大泣きされると、親も心が折れそうになりますよね。

3歳ごろの子どもは、思い通りにいかないイライラを自分で切り替えるのが難しいんです。

なので、無理に泣きやませずに気持ちを受け止めると、子どもも少しずつ落ち着いていきますよ。

【1】すぐに切り替えさせず「悲しいね」と受け止める

泣いているときは、すぐに気持ちを切り替えさせようとしなくて大丈夫です。

「悲しいね」「もっと遊びたかったね」と、時間をかけて受け止めてあげてくださいね。

気持ちを受け止めてもらえると、子どもも気持ちが落ち着いて大切にされていると感じられます。

ここがポイント
泣いているときは、すぐに切り替えさせず「悲しいね」と受け止めましょう。

【2】周りの目が気になるときは、先に場所を変える

泣く男の子を抱っこで運ぶ母親

子どもはすぐに気持ちを切り替えるのが難しいものです。

周りの目が気になるときは、公園の隅や出口まで抱っこで移ってから、「悲しいね」と受け止めて大丈夫です。

場所が変わると、子どもの気持ちも切り替わりやすくなるんですね。

時間に余裕がある日は、少し待つだけで気持ちが変わってくることもありますよ。

ここがポイント
周りの目が気になるときは、先に場所を変えてから受け止めましょう。

では、守らなかったときは、どう叱ればいいのでしょうか。

守らないとき、どう伝える?「鬼が来るよ」はいい?

片付けた男の子をほめる母親

何度言っても帰らないと、つい「鬼が来るよ」「置いていくよ」と言ってしまうこともあるかもしれません。

子どもは怖がらせられるとその場は言うことを聞いても、どうすればいいかを学んでいるわけではないんです。

なので、怖がらせるよりも、してほしいことを短く伝えて褒める方が次も守ろうという気持ちが育ちますよ。

【1】怖がらせて守らせるのは、おすすめできない

怖がらせずに伝える言い方

つい言ってしまった日があっても、次から言い方を変えれば大丈夫です。

次からは怖がらせる言葉の代わりに、してほしいことを伝えるようにしてみてくださいね。

例えば、「置いていくよ」より「ママと一緒に、出口まで歩こうね」と、近くで落ち着いた声で伝えると分かりやすいですよ。

ここがポイント
怖がらせるより「一緒に出口まで歩こうね」と、してほしいことを伝えましょう。

【2】できたときに、その場で具体的に褒める

約束が守れたときは、その場で「3回で帰れたね!」と具体的に褒めてあげてくださいね。

3歳ごろは我慢する力が芽生えてくる時期です。

芽生えたばかりの力なので、褒めてもらえると、子どもも「次もやってみよう」と思えるんです。

ここがポイント
約束が守れたときは、その場で具体的に褒めましょう。

最後に、毎日のことで疲れてしまったときの考え方です。

毎日のことで、親が疲れたときは?

公園から手をつないで帰る親子

毎日の公園の帰り道が戦いになると、親も疲れ切ってしまいますよね。

子どもにとって約束を守るのは、できたりできなかったりを繰り返して少しずつ身に付けていくことなんです。

なので、今日できなくても焦らず繰り返せばいいと考えると、親も少し楽になりますよ。

【1】焦らず、繰り返し伝えれば大丈夫

約束はできたりできなかったりしますが、焦らずゆっくり繰り返し伝えていけば大丈夫です。

「今日は泣いたけど、3回で帰れた」とできた所を見つけられると、親の気持ちも軽くなりますよ。

ここがポイント
約束は焦らず繰り返し伝えれば大丈夫です。

【2】怒ってしまった日も、自分を責めなくて大丈夫

怒ってしまった日も自分を責めなくて大丈夫です。

イライラは子育て中の多くの親が経験することなんです。

疲れた日は親も休んでいいんですよ。

イライラの静め方や相談先は、約束を守らない子どもにイライラしたときの静め方にまとめています。

ここがポイント
怒ってしまった日も自分を責めず、疲れた日は親も休みましょう。

まとめ

最初の一歩

まずは次の公園で、着いたときに「滑り台を3回したら帰ろうね」と決めてみてくださいね。

続けるとこうなる

泣いてしまっても受け止めながら繰り返すうちに、少しずつ泣かずに帰れる日が出てきますよ。

この記事のおさらい

  • 3〜4歳は「約束は守るもの」とまだ分かっていない。分かり始めるのは5歳ごろ
  • 我慢する力は3〜6歳でゆっくり育つ。4歳になると約束の意味が分かってくる
  • 園で「切り替えが苦手」と言われて気になるときは、園の先生や保健センターに相談できる
  • 公園に着いたら、先に「滑り台を3回したら帰ろうね」と決めて、指で一緒に数える
  • まず「まだ遊びたいんだね」と気持ちを言葉にしてから、次にすることを伝える
  • 時間がある日は長めに遊び、時間が無い日は着いたときに回数を決める
  • 泣いたら「悲しいね」と受け止める。周りの目が気になるときは先に場所を変える
  • 怖がらせるより、してほしいことを伝え、できたらその場で褒める
  • 焦らず繰り返し伝えれば大丈夫。怒ってしまった日も自分を責めず、疲れた日は休む

情報元

  1. 日本特殊教育学会『特殊教育学研究』二川敬子・高山佳子「子どもの「約束」概念の発達に関する研究動向」
  2. 芦屋市「育児BOOK」3歳からの発達のめやす
  3. 杉並区「3歳の頃」
  4. 茨城県教育委員会「子育てアドバイスブックひよこ」概要
  5. こども家庭庁「体罰等によらない子育てのために」
  6. 横浜市港北区「叱り方・言うことを聞かない」
  7. こども家庭庁「保育所保育指針解説」
  8. 横浜市港北区「イヤイヤ・かんしゃく」
  9. 京丹後市「すくすく・ぐんぐん」3歳